本市の特定健診の結果によると、HbA1c(血糖値)の所見がある方の割合は7割以上で、県の平均値と比較して高く、自覚症状のないまま、糖尿病に進行しているおそれがあります。
さまざまな合併症がある糖尿病について知り、生活習慣を見直しましょう。
◆「健康まんが」は本誌またはホームページをご覧ください
◇まんがの解説
*1糖尿病などの生活習慣病は、自覚症状がほとんどなく、気づいたときにはかなり進行している可能性があります。高血圧や脂質異常症は、糖尿病の悪化につながります。
*2高血糖により、毛細血管が集中している網膜の血流が滞り、出血などの影響で視力低下が急速に進みます。
*3近年は糖尿病だけでなく、高血圧による腎不全も増加しています。
*4健診結果のチェック項目は
血糖値…空腹時血糖、HbA1c、尿糖
腎機能…血清クレアチニン、e-GFR、尿たんぱく
◆水分補給で糖尿病から腎臓を守ろう
高血糖状態が続くと、体は余分な糖を尿と一緒に排出しようとします。このために、多量の水分が尿に使われてしまうと、脱水状態になります。また、脱水状態では、腎臓に流れる血液量も少なくなり、腎臓の働きが低下していきます。
今年の夏を元気に乗り切るためにも、今からこまめな水分補給を始めませんか。
[ポイント]
・目安は1日1.5リットル(500mlペットボトル3本分)
・のどが渇く前に、こまめに一口ずつ
・糖分やカフェインが入っていないものを選ぶ(水・白湯・麦茶など)
※医療機関を受診中の方は、医師の指示に従ってください。
問合せ:健康増進課
【電話】50-1174
・健康相談・栄養相談を実施中
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