役場にはさまざまな部署がありますが、それぞれどのような業務を行っているのか分からない方も多いと思います。
このコーナーでは、町民の皆さんに役場の業務をもっと身近に感じていただくため、各係の業務内容の一部を紹介します。
■文化振興係の仕事とは
私たち文化振興係は、町内に残る文化財の保存・活用、芝山古墳・はにわ博物館および芝山文化センターの管理運営といった仕事を行っています。
19ページにあるとおり、芝山古墳・はにわ博物館で保管・展示している殿塚古墳・姫塚古墳出土埴輪を国の重要文化財に指定するよう答申が出されました。このような貴重な文化財を保護し、多くの方に見ていただくようにするのも当係の仕事の一つです。
■業務内容について
(1)文化財に関する業務
「文化財」とは、今日まで守り伝えられてきた古い建物や美術品、技術、生活や習わしなどを指します。これらの文化財を次の世代へつなぐため保存や活用を進めていくのが私たちの仕事です。
具体的には、土木工事に際して地下に埋もれている昔の人の住居跡や土器などを発掘する「埋蔵文化財調査」や、空港の機能強化によって移転となる地区の映像記録撮影、郷土史研究会の事務局などがあります。
(2)博物館に関する業務
芝山古墳・はにわ博物館は、「房総の古墳と埴輪」をテーマに芝山町周辺地域の埴輪を一堂に集めて展示しています。令和3年度のリニューアルにより埴輪の展示数が約180点となり、日本有数の埴輪の専門館となりました。博物館の仕事は「資料の展示」だけではなく、「資料収集・保存」「調査研究」「教育普及」があります。少ない職員数ですが、多くの方に埴輪や古墳の価値を知ってもらえるよう、精力的に活動しています。
(3)文化センターに関する業務
文化センターは、地域文化・芸術の振興を図り住民の皆さんへ心豊かになる感動を提供するため、主催事業やホールの貸し出しを行っています。毎年恒例の主催事業「新春寄席」では、テレビなどでもおなじみの落語家さんを呼んでいます。今年度も豪華な落語家さんに出演交渉していますので、ご期待ください。
◆QandA もっと知りたい文化振興係のこと
▽係の雰囲気
出先機関もある係ですので、意思の疎通に支障がないよう連絡・相談しやすい雰囲気の中、仕事をしています。物理的な距離はあっても心の距離はありません。
▽仕事をする上で心掛けていること
専門的な内容を扱うことが多いので、役場内部の人・外部の人を問わず「分かりやすく伝える」ことを心掛けています。
▽やりがいを感じること
文化センター主催事業の寄席やコンサートを開催した際、お客さんの喜ぶ顔やお褒めの言葉をいただいたときに「やってよかった」と感じます。
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