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自治体の皆さまへ

特集「安心を、守りたい。」(1)

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千葉県袖ケ浦市

■市内の交通事故・犯罪の発生状況
・交通事故の状況(過去6年間)

・犯罪発生件数(刑法犯認知件数)(過去6年間)

市内では、年間どのくらいの交通事故や犯罪が起きていると思いますか?
交通事故の発生件数は、令和元年以降減少傾向にありますが、それでも昨年は151件の人身事故が発生しており、2~3日に1件は、市内のどこかで事故が起こっていることになります。
一方、犯罪発生件数も、近年は減少傾向にありましたが、コロナ禍からの社会経済活動の回復などにともなって、昨年は増加し、令和5年中の刑法犯認知件数は367件と、前年から125件も増加しました。最近は、ロマンス詐欺や投資詐欺などの、SNSの普及による犯罪が増加傾向にあります。
市では、交通事故や犯罪のない、安全で安心して暮らせるまちづくりを目指し、さまざまな機関・団体と連携して交通安全・防犯対策に取り組んでいます。
今月号では、交通・防犯に関わる方のお話をもとに、家庭でできる取組みを紹介します。この機会に、家族や身近な人を守るため、できることから取り組みませんか?

◆ヘルメットを着用しましょう
◇購入費用を補助しています
警察の調査では、県内で令和5年中に自転車乗用中の交通事故で亡くなられた方の約6割が、頭部に致命傷を負っていることがわかっています。大切な命を守るため、年齢に関わらず、買い物や通学などの日常生活でも、自転車に乗る時はヘルメットを着用して、頭部を保護しましょう。
また、ヘルメットは、安全性を示すマークの付いたものを使い、正しく着用しましょう。
※市では、自転車乗車用ヘルメットを購入した方に、補助金を交付しています。詳細は、市ホームページをご確認ください。

◆飲酒運転を根絶しましょう
◇飲酒運転はしない・させない・ゆるさない
飲酒運転は犯罪です。「これくらいなら大丈夫」などの安易な気持ちは、絶対にダメです。飲酒した翌日にもアルコールの影響があることを忘れずに、飲酒量・飲酒時間に配慮しましょう。

■交通安全
「地域の交通安全」について、木更津警察署の青井さんにお話を伺いました。

◆木更津警察署 青井交通課長
◇木更津警察署管内の交通事故の発生状況
今年は、前年同時期と同じ3件もの交通死亡事故が発生しています。全体でみると、人身事故の件数は昨年より減っていますが、一方で物件事故が増加しています。原因として、管内は風が強いため、ドアの開放事故が多いからです。車を駐車する際は、隣の車との間隔に気を付けましょう。

◇命を守るヘルメットの着用を
先日、管内で自転車と乗用車の交通死亡事故が発生しました。この事故は、ヘルメットを着用していたら命が助かっていたかもしれない、悲しい事故でした。この事故に限らず、県内で発生している自転車が関係する事故で亡くなる方の多くは、ヘルメットを被らずに頭部を負傷しています。頭部の負傷を防ぐことで、死亡事故を大きく減らすことができると思います。
昨年の道路交通法改正により、自転車乗車用ヘルメットの着用が努力義務化されましたが、大切な命を守るため、家族みんなで必ず着用してほしいです。

◇飲酒運転は絶対にやめましょう
管内は、飲酒運転の検挙率が県内トップクラスです。いいことのように聞こえがちですが、裏を返せば、飲酒運転が多いことの象徴です。飲み会に参加する時は車で行かない、もし車で行く場合は、運転代行を利用するなど、「お酒を飲んだら運転しない」というあたり前のことを、あたり前に守ってほしいです。とくに、飲んだ翌日に気を付けてください。アルコールは抜くのに相当な時間がかかり、二日酔いも飲酒運転になるため、少し車で休めばいいというのは絶対にやめてください。飲酒の翌日に車を運転する予定がある場合は、「お酒は飲みすぎない」「飲みすぎたら公共交通機関を利用し、運転を控える」といったことを心がけましょう。
また、運転者にお酒を提供することや、飲酒した人の車に同乗すること、車を提供することは、「周辺者三罪」といい運転者と同様に重い罪に問われますので、十分に注意してください。

◇ゼブラストップを徹底しましょう
JAF(日本自動車連盟)の独自調査によると、令和5年の信号機のない横断歩道での一時停止率は、千葉県は31.9%で、全国平均の45.1%を大きく下回っています。
運転者は、横断歩道に歩行者がいたら必ず停止し、歩行者は、横断する意思を伝えて安全確認をしてから渡りましょう。道を譲り合う意識や自己中心的な運転にならない心がけを、私は「思いやり運転」と言っています。思いやり運転を心がけることが、歩行者保護の意識にも繋がると思います。

◇一人ひとりがルールを守って
朝、送り出した人が帰ってこない、そんな悲しい交通死亡事故を起こさないようにするため、一人ひとりが交通安全に対する意識を持ってほしいです。

◆9/21~30 秋の交通安全運動
◆9/30 交通死亡事故ゼロを目指す日
◇~反射材 光って気づいて 事故防止~
秋は日没が急に早まるため、交通事故が多発します。一人ひとりが交通ルールを守り、正しい交通マナーを実践し、交通事故を防止しましょう。

◇重点目標
・反射材等の着用促進や安全な横断方法の実践等による歩行者の交通事故防止
・夕暮れ時以降の早めのライト点灯やハイビームの活用促進等による安全運転の励行
・飲酒運転根絶宣言制度の推進等による飲酒運転ゼロに向けた取組の強化
・自転車・特定小型原動機付自転車利用時のヘルメット着用と交通ルール遵守の徹底

◆交通安全県ちば
千葉県警察では、「悲惨な交通事故の根絶」を合言葉に、「交通安全県ちば」の実現を目指しています。

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