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防災の豆知識 第8回 非常持ち出し備蓄品(2)

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千葉県鋸南町

前回に引き続き、今回は「備蓄品」についてです。
「備蓄品」は、基本的に、「持ち出す=避難所等で使う物」ではなく、「非常事態を乗り越えるために準備しておく物」ととらえてもらうとイメージしやすいです。特に、インフラが途絶した時に「代わりになる物」、「不足する物」を準備してください。
断水した時のための飲料水、電気ガスが停止した時のためのカセットコンロ、電池・バッテリー、交通途絶で商店が閉店した時のための食料品・日用消耗品などです。自動車の燃料を満タン・満充電にしておく、最近ならばEV車から給電できるコード、コンバーター等の準備なども立派な備蓄と言えます。
具体的な備蓄の仕方ですが、普段から使う物を常時1~2週間程度分、備蓄しておき、日常的に使用する時は備蓄品の古いものから使用し、使った分を買足すようにすれば、家計の負担も少なくて済みます。このような備蓄・使用要領を「ローリングストック」と言い、主に、消費期限が長いものの保管・使用に有効です。
生鮮食料品等の消費期限の短いものについても、普段から冷凍庫の空きスペース等を活用し、保冷剤等を大量に準備しておけば、停電の際でも、冷蔵庫の開閉回数を少なくすれば、ある程度の保冷効果・保存を期待できますので、数日間の障害なら、普段通りの生活も可能です。
災害時には、苦しい状況に「耐える・我慢する」イメージがありますが、「普段の生活を維持する」ことをイメージして、ちょっとしたコツと気をつけることでお金をかけずに対処していきましょう。

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