■江戸まさりの町並みを支える一員になりたい
◇隊員になったきっかけは?
大学時代、まちづくりについて勉強していたころ、佐原の歴史的町並みとそれに係る市民主体の保存活動について知りました。千葉県内に重要伝統的建造物群保存地区があることに驚き「これは実際に観にいかなければ!」と思い、すぐ足を運ぶことに。小野川沿いに建ち並ぶ歴史的建造物に感動しただけではなく、悠々としたまちの雰囲気やお話をしてくれた地域の人たちの温かい対応に居心地の良さを感じ、その後も何度も訪れるようになりました。
仕事としてさまざまな地域のまちづくりに関わるようになってからは、震災で大きな被害を受けながらも訪れるたび修景が進む町並みや、それを生かした活動が盛んになっていく様子を見て「自分もいつかこの地域のまちづくりの一員になりたい」との想いが強くなっていきました。コロナ禍を経て今後の働き方について改めて考えていたころ、佐原の町並み保存に取り組む地域おこし協力隊の募集があり、すぐに応募を決めました。
◇現在の仕事と目標は?
市役所の都市整備課に所属して、町並み保存の業務について理解を深めています。今後は、建築を学び地域PRに関わってきた経験を生かしながら、この価値ある歴史的な町並みがどうやって守られてきたのか、次代に残していくためにはどうすればいいのかについて、より多くの人に関心を持ってもらえるような取り組みをしていきたいです。まずは香取市の一員となれるよう努めていきたいと思いますので、よろしくお願いします!
プロフィール:町並み保存分野 隊員
田畑 尚貴(たばた なおき)さん
千葉県千葉市出身。都内の大学で建築やまちづくりについて学び、地域PRイベント制作会社、観光分野の建設コンサルタントとして勤務。
■安心して空き家を利活用できるまちに
◇隊員になったきっかけは?
香取市は日本地図の作成に取り掛かった伊能忠敬とゆかりが深いと知り、新しいことに挑戦するにはぴったりなまちだなと興味を持ちました。地元の外に出て視野を広げたい、また公共的な活動に興味があり、空き家を地域のみんなが楽しく過ごせる場所に変えられたらいいなと思い、応募しました。
◇香取市の好きなところは?
夏でも比較的朝夕の風が気持ちよくて、散歩もしやすいところです!小野川沿いの佐原の町並み、利根川や公園など、散策していて楽しいですし、コンパスで休憩できるのもいいですね。香取市は歴史と文化と自然豊かなまちという印象で、気候も過ごしやすくていいなと感じています。
◇現在の仕事と今後の目標は?
市役所の都市整備課で、現地調査や空き家バンク運用などの業務をしています。空き家をどうにかしたいけれど具体的にどうすればいいか分からない所有者や、空き家を購入して移住したい人などに、安心して空き家の利活用に取り組んでもらえるよう、市の制度や事例などを説明できるようにしたいです。まずは協力隊として、空き家の実態や利活用の方法を学びながら、ゆくゆくは空き家を改修して、みんなが楽しめるコミュニティスペース作りなどを企画できたらいいなと思っています。
◇市民の皆さんへのメッセージを!
香取市民として地域を楽しみながら、この地域のためになる活動ができればと思っています! どうぞよろしくお願いいたします。
プロフィール:空き家活用分野 隊員
大熊 大貴(おおくま だいき)さん
群馬県伊勢崎市出身。大学で公共政策学を学び、行政職員として観光や福祉の分野に従事。
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