令和5年度児童虐待防止推進月間最優秀標語
あなたしか 気づいてないかも そのサイン
■面前DV(ドメスティック・バイオレンス)
子どもの前での夫婦げんかは、面前DV(ドメスティック・バイオレンス)と呼ばれ、心理的虐待にあたります。
直接的に暴力を受けなくても、DVを見聞きして育つ子どもは心身に傷を負います。子どもの成長や発達に悪い影響を与え、成長後も突然、当時と同じような恐怖や感情がよみがえって苦しむなど、その後の人生にも影響します。
■夫婦げんかが子どもに与える影響
夫婦げんかを見聞きすることで、子どもは脳に大きなダメージを受けます。
子どもは自分のせいでけんかしているのかと不安になったり、「自分は何もできない」という無力感や罪悪感を抱えたりすることにつながります。
そのことが成長や発達に悪い影響を与え、場合によっては、ストレスによる体調不良や学力の低下、不登校など、だんだんと良好な人間関係がもてなくなる、社会参加がしにくくなる恐れがあります。
■夫婦げんかを目撃した子どもが感じること
「僕(私)は大切にされてないのかな…。」
「怒ってるママとパパ怖いな…。」
「僕(私)のせいでけんかしているのかな…。」
■さらに心身・行動にも影響が
○心身
・自分なんて必要ないと思う。
・不安な感情をコントロールできなくなる
・頭痛・腹痛・吐き気などの身体症状が現れる。
○行動
・友達とうまく遊べなくなる
・けんかや暴力が増える
・学校・保育園などに行きたがらない
※将来的には、家庭内暴力・不登校・うつなどの原因になることも。
■夫婦間で意見が合わないとき
子どものいない場所や時間帯で、ゆっくり話し合ってみてはいかがでしょうか。
※子どもが別の部屋にいたり、寝ていたりしても、夫婦げんかは伝わることがあります。
■気軽に相談・連絡
時には、保護者自身が休むことも大切です。勇気をもってSOSを出しましょう。さまざまな支援(子育て支援サービスなど)を活用しましょう。少しでも困ったこと、心配なことがあれば、一人で悩まず気軽にご相談ください。
[虐待かもと思ったら]
児童相談所虐待対応ダイヤル(通話料無料)【電話】189(いちはやく)
※一部のIP電話からはつながりません。
相談・問い合わせ:
相談の秘密は守られます。一人で悩まず、お気軽にご相談ください。
かつらぎ町児童虐待相談ダイヤル【電話】22-8877
伊都振興局健康福祉部【電話】0736-42-3210
和歌山県子ども・女性・障害者相談センター【電話】189または【電話】073-445-5312
(緊急を要する場合)かつらぎ警察署【電話】22-0110
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