■「行政と避難者との体験会」を開催
聴覚障害者団体と災害を想定した避難体験・意見交換
令和5年11月26日(日)、妙寺防災コミュニティセンター(妙寺公民館)にて、橋本・伊都聴覚障害者防災対策推進委員会主催の「行政と避難者との体験会」が開催されました。
この体験会は、聴覚に障害がある方が、災害時に不安に思っていることを行政と一緒になって解決していくために行われ、伊都管内1市3町から70人が参加しました。
●避難所受付体験
聴覚に障害がある方は、避難所に避難した際の情報取得や他者とのコミュニケーションが特に困難です。避難所における、情報取得やコミュニケーション支援について意見交換を行いました。
●災害用備蓄物資説明・ワークショップ
各市町で備蓄している避難所用品の説明、他の市町での防災対策を見学しました。ワークショップでは、自分たちは何を避難所に持っていく必要があるのかなど意見交換を行いました
●防災ボランティア派遣体験談
かつらぎ町社会福祉協議会の山本局長に、令和5年6月の水害時に設置した「かつらぎ町災害ボランティアセンター」でのボランティア派遣について、ご講演をいただきました。
町では、いただいたご意見を基に、性別や国籍、身体の状態、年齢などにかかわらず、全ての方にとって障壁のない、防災体制のユニバーサルデザイン化に努めてまいります。
▽ご存じですか?災害時バンダナ
災害時バンダナは、「耳がきこえません(紫色)」と「手話ができます(桃色)」のリバーシブルになっている。
聴覚に障害がある方は、「耳が聞こえません」と書かれた災害時バンダナを所有しています。災害に関する情報は、聴覚に障害がある方への伝達が遅れることや、災害情報の把握がしづらいことが予想されます。
災害時に見かけた場合は、手話通訳ができる・できないにかかわらず、[共助]の観点から、お互いに助け合いましょう。
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