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自治体の皆さまへ

市長メッセージ

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和歌山県御坊市

■「備えの重要性」を再確認、命を守る準備を!

9月は、防災月間です!災害は、忘れる間もなくやってきます。元日の夕方、石川県能登地方を震源とする地震が発生し、お正月の特別番組も瞬時に地震報道番組へと切り替わり、一瞬にして正月気分が吹き飛びました。
私たちの住むこの地域も南海トラフ地震の発生が想定される中、先月8日に宮崎県日向沖で地震が発生し、「南海トラフ巨大地震注意」が発表され、改めて、備えの重要性について再認識したところでございます。
これまでにも、本欄で、私のマニュフェストの一丁目一番地である災害による犠牲者ゼロを目指すためには命を守る行動を!と災害に対する備えの重要性を何度も発信をしてきました。
市民の皆さん方に今一度、ハザードマップ、家具の固定、非常用持出袋の準備、水・食料品の備蓄、防災グッズ(カセットコンロ、携帯ラジオ、簡易トイレ等)などのチェックをお願いします。
特に、今回の能登半島地震を受けて、年明けから、市民の皆さんにお願いをしているのは、1つは、備蓄食料についてです。現在は、市で1日、県で1日、市民の皆さんで1日の計3日分の確保に加え、4日目からは協定を結んでいる企業などからの支援を想定していますが、今回の能登地震の状況を見ると、それでは足りていません。半島の地理的条件を見ると1週間、孤立状態が続いた地域も多数発生しました。そのため、市民の皆さん方には3日分から1週間分の食料の備蓄をお願いしています。
もう1つは、今回の地震でお亡くなりになった方々の多くは、ここ数年、能登半島で群発していた地震により耐震力を失った住宅の倒壊が原因とされており、過去の阪神大震災の教訓が生かされていないことが浮き彫りにされています。
住宅を耐震化するには高額な費用が必要になりますが、まずはご自分やご家族の「命」を守るため、簡単にできる対策として家具転倒防止金具の取り付けをお願いします。
また、輪島市で発生した大規模火災では、木造住宅密集地の危険性が改めて示されました。感震ブレーカーを設置すれば、強い地震が発生したとき、地震を感知して電源をストップし、電気火災を防ぐことができます。
市民の皆さん方に、この3点について、「備えの重要性」の再確認をお願いします。(市の補助金制度を活用してください。)
本市では、今回の能登地震をはじめ、過去の大災害の教訓から様々な防災対策について、取り組んでまいります。
しかしながら、大規模災害になればなるほど、どうしても公助は遅れてしまいます。「自分の命は、自分で守る」という自助、そして「地域は、地域で守る」という共助に念頭を置き、強化していくことが被害を少なくし、災害に強いまちづくりへと繋がるものと考えています。
どうか、命を守る準備をお願いします。

御坊市長 三浦 源吾

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