■有田市ココロつなぐ人権動画ができました
◇新たな試みを実施しました
近年、インターネットの普及によりSNSでの誹謗中傷が社会問題となっています。また、6月にはLGBT理解増進法が施行されるなど、人権に関する社会環境は以前と比べて多様化、複雑化しています。そういう状況の中で、私たちの意識を変革していくためには、幼少期から生涯にわたって人権学習に取り組んでいくことが大切です。
本市では、一人ひとりが人権問題を「自分の問題」と捉えて理解と認識を深め、幅広い世代で人権意識の高揚につながるよう、市民の皆さんが自ら制作した人権啓発動画を募集し、多くの方々に発信する取り組みを始めました。8月に募集したところ、それぞれの方が人権について学んだこと、気づいたこと、大切だと思うこと、伝えたいことをまとめたたくさんの応募がありました。
その中で最優秀及び優秀作品に選ばれた6作品をご紹介します。
問合せ:人権啓発係
【電話】22-3558
◇今回選ばれた6作品をご紹介
選ばれた作品は、11月1日(水)から有田市公式YouTubeでご覧いただけます。
・最優秀賞 アルト『平和とは』
平和とは何なのか。思いやりとは?高校生2人が、会話形式で平和について考えています。
・ふーや『君へ』
学校に行けない・行かない子たちが有田市にもいます。「居場所があるから、大丈夫だよ」と、もがいている子どもたちに、そんな生き方を知らない大人たちに伝えたいです。
・箕高ゆかいな仲間たち『人を愛し、人に愛される箕島高校生であるために…』
性別・年齢・国籍を問わず、認め合う心を持つことの大切さが伝わる動画です。
・ボランティア推進会『大切にしていること ボランティアが『つなぐ』出会い』
それぞれが大切にしていることを知り、受け入れ、尊重し合えますように。そして、誰しもが思いやりあふれる日々を送れますように。
・箕島H.S.合唱部『私たちが伝えたいボランティア活動で学んだこと!』
これまで参加したボランティアの内容や感想、どのように自分が成長したのかなど一人一人が自分の言葉にし、それを動画にまとめました。
・shimamo『性に間違いはないっ!』
心のまま生きることの何が間違いなのか。これまで何をし、何を感じてきたのか。これから私がどうしていきたいのか。あなたはどう思い、何を感じるの
でしょう。
◇人権尊重委員会 会長 藤本 忠信(ふじもと ただのぶ)氏
コロナ禍の影響により令和2年度から動画を活用した人権学習に取り組んでいます。今までは動画を見て人権について考えていただくという形でしたが、今回は動画を作っていただくところから始めるという形にしました。自ら動画を作ることは、人権についてより一層理解と認識を深める学習効果があると考えています。初めての試みでしたが、学生の方々から多くの応募があり、それぞれの方の人権に対する意識を感じま
した。幅広い世代の方々にご視聴いただきたいと思います。
国内においても人権問題が多発している現在、時代に即した人権啓発活動に取り組んでいきます。
◇今回紹介した作品は「すべての人の人権が尊重され、尊厳を持って安心して暮らせる有田市」をめざす人権学習の一環として、「同和運動推進月間」・「人権を考える強調月間」にあわせて有田市公式You Tubeチャンネルで公開します。
この機会にぜひ「有田市ココロつなぐ人権動画」をご覧いただき、人権について考えてみませんか。
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