■今年は世界遺産登録20周年! 記念イベントも開催しています!
紀伊山地の霊場と参詣道は、平成16年7月7日に国内で12番目(世界文化遺産としては国内10番目)の世界遺産として登録されました。
その世界遺産登録から、今年の7月で20年を迎えます。そこで、今回は20周年記念事業について特集します。
◇「紀伊山地の霊場と参詣道」
世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」は、「吉野・大峯」、「熊野三山」、「高野山」の3つの山岳霊場とそれらを結ぶ巡礼路「大峯奥駈道」、「熊野参詣道」、「高野山参詣道」から成り、和歌山県、奈良県、三重県の3県にまたがっています。
この「山岳霊場」と「参詣道」、及び周囲を取り巻く「文化的景観」が世界的に認められ、世界遺産の登録に繋がりました。
◇5月は竹灯籠づくりを開催
20周年記念事業として、5月11日(土)に那智勝浦町建設業組合様ご協力のもと「竹灯籠を作ろう!」が開催されました。当日は25名以上の方が参加され、参加者は組合の方の助けを借りながら、電動ドリルで1カ所づつ丁寧に穴を開け、オリジナルの竹灯籠を作成されていました。
また、このイベントで作成された竹灯籠は、5月23日開催の「北斗七星と那智の滝をみよう!」で使用された他、7月6日、7日に開催予定の「ナイトウォーク&ランタン祭り(那智勝浦観光機構主催)でも設置されます。
色々なデザインの竹灯籠ができました♪
優しく光る竹灯籠の道がイベントの雰囲気を高めてくれます。
◇7月はサッカー大会を開催
7月の記念イベントは、日本サッカーの普及に大きく貢献された、当町出身で名誉町民でもある中村覺之助氏を称えた少年サッカー大会(中村覺之助杯)を7月20日(土)21日(日)に開催予定。
◇8月以降も花火大会、紀州勝浦生まぐろ市場コンサート等記念イベントが次々開催!
今年の第15回花火大会は「紀伊山地の霊場と参詣道」世界遺産登録20 周年記念事業として8月11日(日・山の日)に実施(雨天順延)。世界遺産登録20周年を記念した盛大な花火が、ブルービーチ那智の夜空を彩ります。
また、10月には昨年台風の影響により中止となった「紀州勝浦生まぐろ市場コンサート」や勝浦湾での花火打上げなど、様々なイベントが記念事業として開催される予定です。現時点で決まっているイベントについては左記のとおりとなりますので、ぜひ皆さま各イベントに奮ってご参加ください。
※イベントについては現時点での状況であるため、日時や内容が変更または中止となる場合があります。最新のイベント情報については、当町のホームページ等でご確認ください。
[主なイベントカレンダー]
開催日(予定)・イベント名:
・7月14日(日)…那智の扇祭り(主催:熊野那智大社)
・7月20日(土)、21日(日)…少年サッカー大会(中村覺之助杯)
・8月11日(日)…第15回 那智勝浦町花火大会
・10月19日(土)…紀州勝浦生まぐろ市場コンサート
・11月30日(土)、12月7日(土)…熊野那智詣(主催:那智勝浦観光機構)
・時期未定…勝浦湾花火打上げ、記念シンポジウム等
◇記念御朱印色紙もできました
7月6日より那智勝浦町の世界遺産を代表する4つの寺社(熊野那智大社、那智山青岸渡寺、飛瀧神社、補陀洛山寺)を巡る記念御朱印色紙が那智勝浦町観光案内所等で配布されます。
また期間中、この色紙に上記4寺社全ての御朱印を集められた方には、特典として「熊野の水」と「ヒノキコースター」のプレゼントがあります。
※特典の配布場所は、那智勝浦町観光案内所となります。
御朱印色紙・特典配布期間:7月6日から翌年7月6日まで
※色紙や特典の配布は、期間内でも在庫がなくなり次第終了となります。
※色紙は無料、各御朱印は有料です。
◇記念連載やラッピングバスも
当広報紙において、令和6年1月より前田学芸員による世界遺産20周年記念連載「世界遺産を読み歩く」(学芸員通信)を掲載中です。
世界遺産や熊野三山など、学芸員ならではの視点・角度から世界遺産の魅力について分かりやすく紹介されていますので、ぜひご一読ください。(過去の連載記事は当町のホームページにて読むことが出来ます。)
他にも、背面部に20周年記念ラッピングを施した観光バスが現在運行中。町内外を走行しながら、多くの方に登録20周年をお知らせしています。
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