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保健師コラム

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和歌山県高野町

◆冬場でもしっかり水分補給
最近「水分補給」はきちんとできていますか。夏場は熱中症対策などでせっせと水分を補給していたのに、涼しくなってからその熱心さが無くなった方も多いのではないでしょうか。人間の体の約60%は水分です。毎日食べ物や飲み物などから2~2.5リットルの水分を摂取し、尿や便、汗などで同じくらいの量の水分を体から排出しています。これは季節が変わってもあまり変化ありません。そのため、この時期熱中症の危険は去りましたが、水分補給の重要性は夏場と変わってはいないのです。
水分補給にはさらに重要な役割が2つあります。1つ目は、風邪対策の王道であるうがい、手洗いに加えて水分補給も大事な予防策であるということです。風邪やインフルエンザの原因となるウイルスは、乾燥した状態で活発に活動します。反対に湿度50%以上になると活動が急激に低下します。水分補給は喉や鼻の粘膜をうるおしてウイルスの侵入を防ぐと同時に、侵入したウイルスを痰や鼻水によって体外に排出する作用を助けます。
そして2つ目が、脳卒中や心筋梗塞の発症リスクを抑えるということです。水分摂取が少ないと、血液の粘度が上がり、いわゆる「ドロドロ」の状態となります。ドロドロ血液は、血管が詰まりやすくなり、結果として脳卒中や心筋梗塞を引き起こす可能性が高くなります。

「寒くなっても水分補給」をキーワードに、日頃の水分補給を見直してみましょう。

問合せ:保健師
【電話(代)】0736-56-3000

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