SIDSとは、何の予兆や既往歴もないまま、乳幼児が死に至る原因不明の病気です。窒息などによる事故死とは異なります。SIDSの予防方法は確立していないものの、以下の3つのポイントを守ることにより、SIDSの発症を減らせることが分かっています。
(1)1歳になるまでは、寝かせるときはあおむけ寝で
医学上の理由で医師からうつ伏せを勧められている以外は、乳児の様子が確認できるよう、あおむけに寝かせましょう。これは、睡眠中の窒息事故を防ぐ上でも有効です。
(2)可能な限り母乳で育てましょう
母乳で育てられている乳児の方がSIDSの発生率が低いという調査結果があります。母乳の出方には個人差がありますが、可能な範囲で母乳で育てましょう。
(3)たばこをやめましょう
妊婦の喫煙は、SIDS発生の大きな原因と言われており、胎児の体重や呼吸機能にも影響を及ぼします。それに加えて、受動喫煙も大きな問題です。周囲の人も妊産婦や乳児の近くで喫煙するのはやめましょう。
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