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自治体の皆さまへ

みんなでつなぐ「いのちのリレー」救命処置を学ぼう(2)

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埼玉県三郷市

■AEDってどんなもの?
AEDは、自動体外式除細動器(Automated External Defibrillator)の略称です。「除細動」とは、体中に血液を送るポンプとしての役割を担っている心臓がけいれん(細動)により上手く動かなくなってしまったときに、電気ショックでそのけいれんを取り除くことを言います。
AEDは、心臓の電気信号(心電図)を解析し、電気ショックが必要かどうかを判断します。操作方法を音声で説明するため、誰でも簡単に扱うことができます。音声ガイドに従って傷病者の胸部に電極パッドを貼り付けると、自動で心電図の解析が始まり、電気ショックが必要な場合は「電気ショックが必要です」の指示があります※。
一次救命処置は、AEDと胸骨圧迫を組み合わせて実施することが必要です。AEDは主に心臓のけいれんによる機能不全に適応しており、解析の結果によっては電気ショックを行わないことがありますが、胸骨圧迫は全ての心停止に対して有効です。
※オートショックAEDでは、カウントダウンまたはブザー音の後に自動的に電気ショックが行われます。

■市内のAED設置場所
○小・中学校等の屋外AED
市は、24時間いつでも誰でも使用できるように、市内全小・中学校の校舎や体育館の出入口付近及び一部の運動施設などの屋外にAEDを設置しています。なお、一部の学校には、AEDを収納しているボックスや付近に設置された小型ボックス内にブルーシートやプライバシー保護用の毛布等がありますので、AEDと併せてご利用ください。

問い合わせ:
・小・中学校の屋外AED…学務課【電話】930-7741【HP】9243
・運動施設の屋外AED…スポーツ振興課【電話】930-7760【HP】9240

○AEDマップ
市ホームページまたは市公式アプリ「ポケットみさと」から、市で把握している市内のAED設置場所がご確認いただけます。
【HP】7941

■AEDの設置情報をご提供ください
市は、市内事業者等が設置した民間のAEDに関する情報を収集しています。市のAEDマップなどに掲載しても差し支えない場合は、右のQRコード(本紙参照)から電子メールでAEDを設置している施設の(1)名称(会社名等)(2)所在地(3)電話番号をご連絡ください。
※AEDを設置し、管理している事業者等からの情報提供に限ります。

問い合わせ:警防課
【電話】952-1293

■AEDを使った救命の手順
(1)周囲の安全を確認してから傷病者に近寄り、声を掛けて反応を確認する
反応がない

(2)大きな声で応援を呼び、周囲の人に119番通報、AEDを依頼する
(3)普段通りの呼吸があるか確認する
普段通りではないまたは判断できない

(4)心肺蘇生(胸骨圧迫、人工呼吸※)を開始する(胸骨圧迫のテンポは100~120回/分)
(5)傷病者の胸部(素肌)にAEDのパッドを装着する(位置はパッドに記載されているイラストを参考にする)
AEDによる解析(解析中は傷病者に触れないこと)

(6)AEDが電気ショックの必要性を判断「必要あり」の場合は、電気ショックのボタンを押す(オートショックAEDは、自動で電気ショックが行われる)
(7)電気ショック後、直ちに胸骨圧迫を再開し、協力者がいる場合は交代しながら実施する
(8)救急隊に引き継ぐまで、または普段通りの呼吸や目的のある仕草が認められるまで胸骨圧迫とAEDの使用を続ける
※心肺蘇生は胸骨圧迫30回と人工呼吸2回を組み合わせて行うことが有効とされていますが、人工呼吸用のマウスピース(感染防護具)を持っていない場合や、口の接触がためらわれる場合は、人工呼吸を省略して胸骨圧迫のみを行ってください。

■救命講習会を受講しよう!
消防署では、AEDの使い方や心肺蘇生(胸骨圧迫、人工呼吸)、けがへの対処法などを学ぶ救命講習会を定期的に開催しています。いざというときに自信を持って対処できるように、救命の技術を学びましょう。
救命講習会の開催日程や申込方法など、くわしくは市ホームページをご覧ください。
【HP】7227

問い合わせ:
・救命処置について…消防署【電話】952-1211
・特集記事について…広報広聴課【電話】930-7762

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