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日本一「本とふれあえる」まちづくり

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埼玉県三郷市

市が平成25年3月に「日本一の読書のまち」を宣言してから12年目を迎え、これまで多くのかたのご協力のもと、さまざまな事業を展開してきました。現在は推進計画の「地域」「人」「機会」という3つの基本方針をもとに日本一「本とふれあえる」まちを推進しており、代表的な事業のご紹介とそれに携わる皆様の声をお届けします。

■3つの基本方針
・地域…本と出会える環境どこでも
・人…本を通じてつながる誰でも
・機会…そこに本がある人生いつでも

【地域】
◆ふれあい文庫
ふれあい文庫は、市民の皆様からいただいた寄贈本を活用し、自由に本を読むことができる小さな読書スポットです。市内の公共施設や店舗など現在25か所(右図)に設置しています。手続きなしで読みたい本を持ち帰って読むこともできます。

~ふれあい文庫を設置しませんか~
ふれあい文庫を設置していただいた店舗や事業所などは読書活動のPRとしてさまざまな場面で紹介させていただきます。また、すでに店舗等にある本棚をふれあい文庫とすることも可能です。
ご興味のあるかた、ご協力いただけるかたは日本一の読書のまち推進課までご連絡ください!

◆ふれあい文庫設置場所のオーナーにインタビュー!
○三郷高州郵便局 馬場局長
さまざまな年代のお客様にふれあい文庫をご利用いただいています。本棚がお子さんにはちょうどよい高さで、喜んで本を手に取っていただいています。
「お孫さんに!」と、本を借りて帰られる高齢のかたもいらっしゃいますね。幅広くいろいろなジャンルの本があるのがお客様に喜ばれています。

○みさとのパン工房SAKURA(さくら)(市助)
オーナー 出村さん
敷地内の「ちびっこ広場」に本を持ち込んでお孫さんに読み聞かせをされる高齢のお客様や、幼稚園帰りのママ会で利用され、お子さんの好きな本を借りていくかたもいらっしゃいます。
他の所で借りた本でも返せるので気軽にご利用いただいていますね。

【人】
◆読書ボランティア・子ども司書
「子どもたちに読書の楽しさを伝えたい」という願いのもと、学校、家庭、地域が連携して読書に親しむ環境づくりに力を入れています。
各学校や公共施設等では、PTAや地域のかたが子どもたちに読み聞かせを行っています。楽しい絵本に子どもたちは目を輝かせながら聞いています。
「子ども司書」は、緑のエプロンがトレードマークの次世代の読書活動推進リーダーです。
これまでに12期、371名が「子ども司書育成講座」を受講し「子ども司書」として認定されています。

◆ふれあいブックサポーター
「ふれあい文庫」の日々のお手入れや、本の入れ替えなどをしてくださるボランティアのかたがたです。

○サポーターさんの声
同じ文庫を担当するメンバーと楽しく本を選びながら活動しています。自分がサポーターに携わっているのがきっかけで、家族や周りの友達にふれあい文庫を知ってもらえるのが嬉しいです。
他に担当している文庫の情報交換、小さいお子さんやお孫さんのいるサポーターもいるので子育ての相談など、活動以外の何気ない会話も楽しんでいます。

【機会】
◆小・中学校での読書活動の推進と充実
学校図書館では、学習に関連した本やテーマを決めた本の紹介、司書やボランティアのかたがたなど、学校と地域が連携して子どもたちの本に対する興味・関心を高める工夫を行っています。
一例として、瑞木小学校での取り組みをご紹介します。

○学校子ども司書の声
兄弟姉妹や昨年度の6年生の姿を見て、自分たちもやってみたいと思うようになりました。
たくさん練習して、みんなが喜んでくれた時は、とてもうれしい気持ちになりました。また機会があれば発表したいです。

◆電子図書館
電子図書館はパソコンやスマートフォンから、いつでもどこでも読書を楽しめ、100誌を超える雑誌もデジタルで閲覧できるようになりました。
図書館の利用登録をしていないかたも、来館不要でインターネットから利用登録できます。

■講談社とコラボ!
「本とあそぼう 全国訪問おはなし隊」
→ひとつのまちに2か月かけておはなし隊が集中訪問するのは三郷市が全国初!
市では、出版社の株式会社講談社(東京都文京区)と連携し、「本とあそぼう全国訪問おはなし隊」を6月から7月に市内全小学校及び保育所等で実施しました。
この事業は、キャラバンカーに載せた約550冊の絵本を子どもたちに自由に閲覧してもらうほか、おはなし隊が絵本の読み聞かせを行うもので、絵本の楽しさに触れることで、子どもたちの心を育むことを目的としています。

○絵本をいただきました!
講談社から、キャラバンカーで使用してきた絵本250冊を、寄贈いただきました。これらの絵本は、市内25か所のふれあい文庫で読むことができます。

■日本一の読書のまち推進課・長寿いきがい課共催事業
図書館で楽しく学ぼう!
~回想法実践入門講座~
回想法は、アメリカの精神科医ロバート・バトラー氏が提唱した心理療法。
昔のことを思い出そうとしたり、誰かと「話す」「聞く」といったコミュニケーションを図ったりすることで自然と記憶力や集中力が高まり、脳が活性化。認知症の症状の進行を遅らせることが期待できるほか、よみがえった思い出が楽しいものであるほど、心理的に安定する効果も見込まれます。

日時:9月12・19日、10月3・10・17日(各木曜日、全5回)午後1時30分~3時30分
場所:北部図書館
講師:中嶋 惠美子氏
対象:三郷市在住、在勤で原則5回全てに参加可能な地域での回想法の実践に興味のあるかた
定員:15人(抽選)
申し込み:7月22日(月)午前10時から8月15日(木)午後5時までに電話または直接北部図書館
【電話】958-8900

問い合わせ:
日本一の読書のまち推進課【電話】930-7818
指導課【電話】930-7758
推進計画など、くわしくは市ホームページをご覧ください

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