一般会計:512億3,500万円
特別会計:313億7,375万円
令和6年度当初予算が、3月の市議会定例会で成立しました。一般会計当初予算総額は、512億3,500万円となりました。
歳入においては景気が回復基調にありますが、市たばこ税、固定資産税などの減収により市税総額としては微減となり、適債事業には市債を最大限活用するとともに、初めて公共施設整備基金の活用を図りました。
歳出においてはこども医療費、ヤングケアラー支援などの社会保障関係費や学校給食センターの更新、学校統合、新庁舎・市民協働棟の整備などの事業を着実に実施していきます。
物価高騰などにより厳しい財政状況ではありますが、「第6次入間市総合計画・後期基本計画」および「第2期入間市まち・ひと・しごと創生総合戦略」に基づく取組を積極的に推進し、入間市の未来を拓く戦略的なまちづくりを進めてまいります。
■歳入
市に入ってくるお金 512億3,500万円
■歳出
市から出ていくお金 512億3,500万円
■市民1人あたりに使われるお金
35万4千円
歳出総額512億3,500万円を人口144,732人(令和6年1月1日現在)で割ったものです。
○民生費
14万7千円
児童、障害者、高齢者などの福祉全般に使うお金
○教育費
5万3千円
学校運営の費用など教育全般の事務、業務に使うお金
○総務費
4万9千円
市の総括的な管理事務などに使うお金
○土木費
3万3千円
道路や公園整備などに使うお金
○衛生費
2万8千円
環境保護、保健衛生、ごみ処理などに使うお金
○公債費
2万5千円
借り入れたお金の返済金
○消防費
1万4千円
消防、救急全般に使うお金
○その他の支出
5千円
議会運営、農林水産業、労働、商工業などに使うお金
※表示単位未満を四捨五入しています。※構成比については、表示単位未満を四捨五入しているため、積み上げた数値と合計値は一致しない場合があります。
■6つの施策の大綱と主な事業
第6次総合計画に掲げる施策の大綱ごとに主な事業を掲載します。
1 つながりを大切にしたまちづくり
誰もがまちづくりに参加できる環境を整え、市民活動の充実を図ることで、市民同士や団体、各地域のつながりを大切にしたまちをつくります。
▼施設改修事業(地区センター費)
1,758万円
西武地区センターが地域の拠点として長く利用されるよう、屋上防水等の改修工事の実施設計を行います。また、黒須地区センターの建替工事の実施に向けて基本計画等を策定します。
▼男女共同参画推進事業
310万円
第5次いるま男女共同参画プランに基づき、男女共同参画や性的マイノリティの理解促進に関する講座の開催、情報発信による普及啓発および女性のための相談事業を実施します。
■2 学びあいのまちづくり
市民が生涯にわたって学びを続けることができ、学びの場としての学校教育や社会教育を充実させ、いきいきと暮らせるまちをつくります。
▼中学校整備事業(西武地区中学校)
1億2,936万円
西武中学校の校舎等の建替えに向け、既存校舎等の解体工事の実施設計と、建替え工事基本・実施設計を行います。また、西武地区の中学校統合に向けて、生徒が安心して統合を迎えられるよう学校間での事前交流事業の実施や、学校統合に伴う式典の開催、引越作業等を行います。
▼施設整備事業(小・中学校)
5億8,647万円
金子小学校、藤沢小学校、藤沢南小学校の校舎(縦1系統)および上藤沢中学校の屋内運動場のトイレの改修工事等を実施し、老朽化している施設の適正な維持管理に努め、子どもたちの教育環境の向上につながる施設整備を計画的に進めます。
▼スポーツによるまちづくり事業
608万円
入間市スポーツ振興まちづくり条例に基づき、市の特色や魅力となるスポーツを推進し、スポーツを介した産業の発展や活気あふれるまちの実現を目指すため、既存の大会開催の他、新たなスポーツイベント・大会に取り組みます。
▼地区体育館等改修事業
5億2,966万円
体育施設の長寿命化および非構造部材の耐震補強を図るため、武道館・弓道場(令和5・6年度継続事業)および東金子地区体育館の改修工事、ならびに宮寺地区体育館改修工事の実施設計を行います。
▼学校給食センター更新事業
14億7,388万円
新たに整備する学校給食センターは、食物アレルギー対応食の提供や環境負荷の低減に加え、災害時対応施設としても活用が図れるよう事業を進めます。
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