文字サイズ
自治体の皆さまへ

特集 火災から守るためにー(2)

5/37

埼玉県加須市

■私たちも火災と戦っています!地域を守る消防団
普段は別の仕事をしながら、いざというときには、消火活動に当たる消防団。地域に根付く、頼れる存在です。
家族や地域のため活動する消防団員も、市民を守る第一線で活躍しています。

○加須市消防団 団長(防災士) 服部信利さん
加須市消防団は、団長、副団長、女性消防団員の団本部、各地区を担当する21の分団と学生消防団(機能別団員)の計400人で活動しています。各分団では、火災の危険が高まる12月から2月には夜間に消防車で巡回する夜警、3月から11月には消防車の試運転など、分団により異なりますが、年間を通じ月2回以上は活動しています。
自主防災組織が行う防災訓練での指導なども、大切な活動です。
そして、いざ火災となれば、現場に駆け付け、消防車による消火活動や、放水に当たる消防署の消防車に水を送る後方支援などを担います。火災現場では、何より消防団員の安全確保と速やかな消火のため、消防署の指示を受けつつ、消防団全体の動きを見て、指揮しなければなりません。消防団として、団長としての役割と立場を常に意識しています。
市民の皆さんには、火災はいつでも起こり得ることを意識して、個人個人が気を付けていただければ。隣近所で助け合う共助の意識も大切ですね。消防団も普段は一人の地域住民であり、地域に根差す団体として共助の思いで活動しています。
消防団員は常に不足しています。あなたの入団、お待ちしています。

○第10分団 副分団長 浅岡俊平さん
22歳で東京から戻り、家業に入ったときに誘われ「横のつながりもできたらいいかな」と入団。その思いのとおり、所属分団の仲間はもちろん、県消防操法大会に出場した仲間との関係も、10年以上続く。
「毎月3回の夜警、2・3カ月に1度の放水訓練など、消防団も備えていますが、出番がないのが一番です」。

○団本部 団員 矢澤順子さん
現消防団長の服部さんに誘われ、地域に関わることなので「いいかな」と思い入団。
火災現場には出場しない女性消防団で、救急救命講習のサポートなど、広報活動を行う。
「外出先でAEDの場所を確認するようになりました。いざというときに、手当できる人でありたいです」。

■求む!消防団員
消防団員を随時募集しています。女性や学生も活躍しています。
詳しくは広報紙6ページの二次元コードからご確認ください。

■命を守るチェックポイント
○予防する
・たばこ
たばこの不始末が火災の原因に。特に、寝たばこは絶対にしない、させない。
・コンセント
コンセントは、ほこりを清掃し、不必要なプラグは抜く。
・ストーブ
洗濯物がストーブの上に落ちて、火災の原因に。ストーブの周りに燃えやすいものを置かない。
・コンロ
コンロを使うときは、火のそばを離れない。離れるときは、必ず火を消す。
・住宅用火災警報器
住宅用火災警報器は定期的に点検し、10年を目安に交換する。住宅用火災警報器は「寝室」と「寝室がある階の階段上部(1階の階段を除く)」に設置する。
※住宅の階数などにより、その他の場所に設置が必要となる場合があります。

○火災が起きたら
※状況によって優先順位は変わります。まずは、安全を確保しましょう。
・119番通報する
119番通報すると、(1)火事か救急か、(2)住所、(3) 近くの目印、(4)どこで何がどのくらい燃えているかなどを順番に聞かれます。必要なことだけ答えましょう。
・消火する
自分の安全と避難経路が確保できていれば、消火器による初期消火も有効です。炎が天井に届いたら、速やかに避難してください。
・避難する
建物火災では、まずは煙に注意。姿勢を低くして、ハンカチなどで鼻と口を押さえます。下の階に向かい、手で探りながら壁沿いに避難しましょう。

■守れる命
朝起きて、ポットで湯を沸かし、コンロで朝食を支度する。人が暮らしていく上で、電気も火も欠かすことができません。その一方、使い方を誤ったり、注意がおろそかになると火災につながりかねないものでもあります。
一人ひとりができることを考え、行動することで、防げる火災、守れる命があるはずです。
命を守る第一歩は、あなたの行動から。

■消防特別点検
火災多発時季に備え、消防活動に万全を期すために開催します。消防団員の規律や訓練の成果を披露します。
とき:11月19日(日)8時30分から
※荒天中止
ところ:加須市民運動公園

問合せ:
・危機管理防災課【電話】内線256
・加須消防署【電話】0480-61-0119

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU