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みんなのひろば

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埼玉県加須市

■01 加須のITSUZAI
○挑戦の先に広がる世界
加藤進之(のぶゆき)さん
昭和47年5月生まれ、身長166センチメートル。
関東学園大学附属高等学校、拓殖大学でレスリングを経験し、26歳から総合格闘技を始める。
平成12年に「第7回 全日本アマチュア修斗選手権」フェザー級で準優勝し、翌年にはプロデビューを果たす(通算成績11戦7勝4敗)。
プロ引退後もトレーニングを続け、令和6年2月に行われた「全日本マスターズレスリング選手権」62kg級で優勝し、世界ベテランズ選手権への出場資格を得る。

高校でレスリング部に入部して以降、格闘技の世界で挑戦を続けてきました。52歳になった今もレスリングに打ち込めるのは、二つの大きな存在があるからです。
一つは、同世代の選手たち。私と同じように、こどもの頃テレビに映るプロレスラーに憧れてレスリングを始め、今でも競技を続けている選手が大勢います。この年まで過酷な競技を続けている彼らには、戦略的な戦い方や磨き抜かれた技、そして強い精神力と忍耐力が備わっています。そんなライバルたちに絶対に負けない、という強い思いと、彼らと一緒に夢中になって練習する時間が、競技を続ける原動力になっています。
もう一つは、2人の息子たちです。私の後を追うように小さい頃からレスリングを始めた息子たちは、同志のような存在でもあります。また、2人が所属した少年クラブでのコーチを引き受けたことで、新しい経験や気づきを得ることができ、自分自身も成長することができたと感じています。
コーチ活動や息子たちの練習相手に熱中し、一時期大会から離れましたが、大学でもレスリングを続け、全日本選手権にも出場する次男の活躍が、私のレスリング熱を呼び覚ましてくれました。「同じ全日本の舞台に親子そろって立つ」という夢が芽生え、再び大会への出場を決意。昨年10月のローカル大会で優勝し、その勢いのまま2月の全日本マスターズ選手権に臨みました。決勝戦では、前年の世界大会3位となった選手に残り2秒で逆転し、優勝を手にしました。会場には次男も応援に駆け付けてくれ、勝利の喜びを分かち合いました。
10月に世界大会、11月には天皇杯の切符を懸けた大会と、負けられない戦いが待っています。37年の競技生活で「地道な努力が結果につながること」をレスリングは教えてくれました。この教えを胸に、夢の実現に向けて挑戦を続けます。

■02 あったかぞく
○ぼくのかぞくとすきなこと
塚越(つかごし)達哉さんご家族
紹介者:翔真さん(小学2年生)
※作文は、本紙15ページをご覧ください。

■03 なかまとともに
○日本の民族衣装を伝えたい
すみれ会 着付クラブ
講師:織田良子(おりたよしこ)さん

私たちは、日本の民族衣装「着物」を1人で着たい、お子さんやお孫さんに着せてあげたい、そんな思いを持った人たちで、のんびり着付を学びながら楽しく活動しています。
月2回の活動では、卒業式や十三参り、成人式など、さまざまな場面で実践できる帯結びの練習をします。初心者は仮紐を使ったり、前で結んだりと工夫をし、慣れてきたら自分流の着方をして個性を出すなど、それぞれのペースを大切にしながら取り組めるので、経験の有無は問いません。
近年、着物を見る機会や、着る場面は減ってきていますが、民族衣装をなくしたくはありません。流派にこだわらず、自分の好きな着方で着物を着て、歌舞伎に行ったり食事に行ったりと、仲間と一緒に楽しく活動を続けていくことが今後の目標です。

すみれ会 着付クラブ
活動日時:第2・4土曜日 13時30分~15時30分
活動場所:市民プラザかぞ 楽屋または和室
問合せ:早川さん
【電話】0480-53-3980

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