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自治体の皆さまへ

〔特集2〕いつか来る、“その時”のために

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埼玉県北本市 クリエイティブ・コモンズ

■自宅で備える
〔植木優太主事〕
能登半島地震で被災した七尾市へ8日間派遣され、夜間の避難所対応などに従事した。

◆突如発生した能登半島地震 日頃から自宅に備えを
今年1月に突如発生した能登半島地震。被災地である石川県七尾市に派遣されたくらし安全課職員・植木優太主事は、現地についてこう話します。「避難者は、各自、毛布や段ボールを使ってスペースを区切り、厳しい寒さを耐えながら生活を送っていました。そのような状況でも、避難所の運営等に積極的にご協力いただけるなど、避難者同士支え合いながら生活をしている様子でした。この災害派遣を通じて改めて感じたのは、もし近いうちに地震が発生した時に、家具等でけがをせず自分の身を守れるだろうか、自宅が安全でも食料や灯りなど生活に必要な物は用意できているだろうか、再確認が必要だということでした。いつ発生するかわからない災害を想定して、日ごろから食料や水等を備え、家具を固定してケガをしない対策をすることで、“その時”への備えができるようになると思います」

◆自宅で備えたいもの
詳細は埼玉県イツモ防災マニュアルへ
(本紙の二次元コード参照)

◇1.災害用トイレ
・消臭、凝固剤が付属しているものを選びましょう
・袋の物であれば、自宅のトイレに被せて使用できます
・サイズがコンパクトな商品が多いため、収納スペースが少なく備蓄できます

◇2.食料・飲料水
・食べ慣れている、好みのメーカーの商品を選びましょう
・『多めに買う→定期的に食べる→買い足す』ようにすると、上手に備蓄できます
・3~7日分、備蓄できるのが理想です

◇3.ランタン・電池・バッテリー
・ランタンは、リビング、キッチン、トイレの3か所に置くようにしましょう
・バッテリーは、スマートフォンを2~3回程度充電できるものが便利です

(埼玉県「目立つところに置いておきたい防災マニュアルブック命を守る3つの自助編」「目立つところに置いておきたい防災マニュアルブック家庭における災害時のトイレ対策編」「イツモ防災講座配布資料」より引用)

■地域で備える
◆能登でも活躍した消防団 地域の力があなたを守る
能登半島地震では、地元の消防団が避難誘導や救助にあたるなどし、重要な役割を果たしました。これを受け、国が全国の自治体に対して消防団員を確保し地域防災の充実を図るよう求めるなど、消防団の役割は重要性を増しています。消防団は自営業や会社員などの本業を持ちながら、地域で火災などの災害が発生した際に対応する地域の人たちで構成されています。
北本市内には、6つの分団があり、それぞれの担当している地域で火災予防の巡回活動を行っています。普段から訓練を行い、火災発生時には、消防職員と連携し、消火や救助活動を行います。

◇消防団員募集中
興味のある人は、くらし安全課危機管理・消防防災担当(【電話】594-5523)までご連絡ください。

◆防災訓練and消防団特別点検
日時:11月17日(日)
場所:総合公園

◇消防団特別点検
8:20~10:30
消防団では、災害に迅速に対応する準備ができているか毎年点検します。限られた時間で訓練を重ね、培ってきた規律正しい操法・部隊行動等の様子をぜひご覧ください。

◇防災訓練
9:30~12:30
自分でできる防災対策を見て・知って・体験できる“楽しくてためになる”防災訓練です。地震、大雨が多発しているこの頃、ご自宅の防災対策と備えについて、一緒に考えてみませんか?
主な内容:
・子ども放水体験
・イツモ防災体験
・救急救命、AED訓練
・防災グッズの展示
・炊き出し訓練 など
スタンプラリーでカレーGET!

問合せ:くらし安全課危機管理・消防防災担当
【電話】594-5523

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