消費生活相談

40／43

◆発泡ポリスチレン製容器の変質・破損に注意!
‐MCTオイルやえごま油等を入れるのはやめましょう‐

▽事例
スーパーで購入したカップ麺に湯とえごま油を入れ、数分後、汁を飲もうとしたところ、カップの底が割れ、指に熱湯がかかった。医者に見せるほどではなかったが、危険だと感じた。

▽アドバイス
発泡ポリスチレン製容器は、軽く丈夫でクッション性があり、熱を伝えにくく、食品の保存性に優れていることから、即席カップ麺などの食品の容器として使用されています。
しかし、便利な容器である一方、上記のような事故が発生しています。国民生活センターの再現実験では、発泡ポリスチレン製容器に湯と4種類の食用油(MCTオイル、ココナッツオイル、えごま油、アマニ油)をそれぞれ加えたところ、湯と食用油のどちらを先に加えても、容器が変質し、油の量によっては、容器が破損して湯が漏れ出す結果となりました。

(消費者へのアドバイス)
1.発泡ポリスチレン容器に、えごま油等の食用油を入れると容器が変質・破損したり、漏れ出た湯でやけどをしたりするおそれもあるので、発泡ポリスチレン製容器の即席カップ麺を調理する際は、添付以外の食用油は加えないようにしましょう。
2.食用油を加える場合は、即席カップ麺の中身を、発泡ポリスチレン製容器以外の別の容器(陶磁器製など)に移してから加えるようにしましょう。
※添付以外の食用油等を入れていけない旨の表示義務はありませんが、一部の容器や食用油は自主的に注意喚起表示をしているものもあります。

困った時には、お近くの消費生活センター等にご相談ください。
消費生活センターへのお電話は、消費者ホットライン「188」へお掛けください。

相談日：火～金曜日　午前10時～午後4時(祝を除く)
場所：役場1階　消費生活センター

問合せ：役場1階　消費生活センター
【電話】内線353・354