◆教育環境関係
▽起立性調節障害に注目した不登校対策
増田ともみ議員:不登校の原因の一つとして挙げられる起立性調節障害ですが、認知の少なさのために対応が遅れ、不登校の傾向になる実態があります。本人も家族もつらい時期を過ごすことになりがちな病態であり、周知や現場での対応が大切であると考えますが、お考えを教えてください。
学校教育部長:周知については、保健だより等を活用し、疾患への正しい周知や対応を行えるように校長会議や養護教諭研究協議会等で指示いたします。
また、各学校においては、起立性調節障害の児童生徒の意思と体調を尊重して、体調不良を訴える際には保健室で休息を取らせたり、体調が回復してから登校してもいいですよというような対応をしています。
教育委員会としては、担任や教職員が起立性調節障害への理解を深め、該当児童生徒に寄り添い、体調不良を伝えることができるような環境づくりを進めていけるよう、各学校を支援していきます。
その他の質問項目:市民の足となる移動手段と日常生活の質について
▽不登校が増えている現状について
外山麻貴議員:令和4年度の中学生の不登校生徒が7.02%、小学生も合わせた小中学生の児童生徒全体でもかなり高くなっていて、令和5年度、6年度と増加傾向とのことですが、教育委員会としては、打開策を打ち出すのか、学校以外の選択肢を増やすのか、対応はどうするのですか。
学校教育部長:打開策と学びの場の確保は、両方必要だと思っています。まずは第一に学校に来てもらうということを、考えなくてはいけないと思っていますので、どうやったら学校の中でその子の居場所が確保できるのか、教室で難しければ保健室、保健室ではなくて違う場所もあるのかということについても、検討していきたいと考えます。また、学校に来られない子どもたちにも学びの保障をしていくため、オンラインも含めて、また、オンライン以外の違う場所での確保というところも引き続き考えてまいります。
その他の質問項目:さわやか相談室、適応指導教室、オンライン学習支援の利用状況/引きこもり児童生徒へのアプローチ/保護者が集える場の提供
▽商店街活性化推進事業補助金について
野本一幸議員:市民生活を支える市内商店街は、消費の落ち込みや運営費の上昇などの影響を受け依然として厳しい状況にあります。最近では、商店街の枠を超えて若い世代の事業者を中心に地域経済の活性化に取り組む団体が新たに組織化され、地域経済の活性化や魅力ある店舗の創出に強い情熱を持って、さまざまなイベントの企画や情報発信を行い地域経済の発展に貢献されております。このような活動が安定的に継続できる支援が必要であると思いますが、市の考えをお伺いいたします。
市民環境部長:新たに組織化して商店街等の活性化に取り組む団体の活動については、市としても、商店街を構成する店舗を知るよいきっかけとなり、商店街の活性化、ひいては市内産業の活性化につながるものと考えていますので、団体の現状と要望の把握に努め、商店街活性化推進事業補助金の在り方などについて検討し、必要な支援策に取り組んでいきます。
その他の質問項目:朝霞駅南口周辺地区の安心安全なまちづくりについて/朝霞地区4市共同火葬場の今後の整備に向けたスケジュールについて
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