■塩麻婆豆腐(しおまーぼーどうふ)
今月(こんげつ)は塩麻婆豆腐を紹介(しょうかい)します。麻婆豆腐は、中国(ちゅうごく)の四川省(しせんしょう)で生(う)まれた料理(りょうり)です。日本(にほん)で麻婆豆腐を広(ひろ)めたのは、陳健民(ちんけんみん)といわれています。ここで問題(もんだい)です。陳健民は、日本人(にほんじん)に好(この)まれる麻婆豆腐を作(つく)るために、少(すこ)し味(あじ)を変かえたそうです。味をどう変かえたでしょうか?…答(こた)えは「辛(から)さを控(ひか)えめにした」です。陳健民は、本場(ほんば)の麻婆豆腐はとても辛いため、日本人には受(う)け入(い)れられないと考(かんが)えました。そこで、麻婆豆腐の辛さを控えめにして出(だ)したところ、次第(しだい)に日本人に受け入れられたそうです。麻婆豆腐は甜麺醤(てんめんじゃん)で味付(あじつ)けをするのが基本(きほん)ですが、塩麻婆豆腐は甜麺醤を使(つか)わず、塩やこしょうで味付けをします。ぜひご家庭(かてい)でも作ってみてください。
監修(かんしゅう) 学校給食センター栄養教諭(えいようきょうゆ)
○材料(ざいりょう)(4人分(にんぶん))
・豆腐(とうふ) 450g
・豚(ぶた)ひき肉(にく) 150g
・ニンジン 90g(2/3本ほん)
・ネギ 90g(1本ぽん)
・タマネギ 60g(1/2個こ )
・タケノコ 30g(水煮(みずに))
・ニラ 30g(6本ぽん)
・干(ほ)し椎茸(しいたけ) 2g(1個(こ))
・ニンニク 2g(1かけ)
・生姜(しょうが) 2g(1かけ)
・片栗粉(かたくりこ) 8g(小(こ)さじ3弱(じゃく))
・塩(しお) 6g(小(こ)さじ1)
・酒(さけ) 5g(小(こ)さじ1)
・サラダ油(あぶら) 4g(小(こ)さじ1)
・中華顆粒(ちゅうかかりゅう)だし 4g(小(こ)さじ2弱(じゃく))
・ごま油(あぶら) 4g(小(こ)さじ1)
・こしょう 少々(しょうしょう)
○作(つく)り方(かた)
(1)干(ほ)し椎茸(しいたけ)はさっと洗(あら)って水(みず)に浸(つ)けて戻(もど)し、みじん切(ぎ)りにする。
(2)豆腐(とうふ)はさいの目(め)切り、ニラ以外(いがい)の野菜(やさい)はみじん切り、ニラは1センチ幅(はば)に切る。
(3)鍋(なべ)に豆腐とかぶるくらいの水を入(い)れて火(ひ)にかけ、豆腐を温(あたた)めておく。
(4)深(ふか)めのフライパンか中華鍋(ちゅうかなべ)にサラダ油(あぶら)、ニンニク、生姜(しょうが)を入れて温め、豚(ぶた)ひき肉(にく)、酒(さけ)、こしょうを加(くわ)えて炒(いた)める。
(5)肉に火が通(とお)ったら、ニンジン、タマネギ、タケノコ、干し椎茸の順(じゅん)に炒め、水100cc、中華顆粒(ちゅうかかりゅう)だし、塩(しお)を加えて味(あじ)を調(ととの)える。
(6)ネギ・ニラを入れてひと混まぜし、(3)の豆腐を穴(あな)あきおたまで水を切りながら入れる。
(7)水で溶(と)いた片栗粉(かたくりこ)を入れてとろみをつけ、ごま油を回まわし入れたらできあがり!
問合せ:学校給食(がっこうきゅうしょく)センター
【電話】22-0741【FAX】22-0742
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