もしもの時や災害に備えて、地域でつながりをつくりましょう!
有事の際には、若者から高齢者まで全ての世代の助け合い「共助」が必要です。
地震や津波、台風による水害、火災など災害の多い日本では、災害による被害をゼロに抑えることはできません。万が一のときの被害を最小限に抑え、防災に強い地域を作るために、地域のつながりの必要性が高まっています。また、空き巣や特殊詐欺、不審者情報など日常に潜む犯罪から地域を守るためには、地域住民の日ごろのつながりや声かけ、防犯活動、美化活動が重要な役割を果たしています。
■なぜ、地域のつながりが必要なの?
阪神・淡路大震災で、家の下敷きになった人々の多くを助け出したのは、家族や近所の人たちでした。また、災害発生後の不自由な環境のなかでは、みんなで助けあって生活しなければなりません。大規模災害時の救助や避難などには、日ごろの近所付き合いが力を発揮します。防犯面においても、犯罪情報のほか、犯罪を未然に防ぐための防犯情報の共有や、地域の高齢者や子どもたちに対しての見守り活動、ごみ集積所の環境美化など、地域住民が互いに助け合い支え合うことは、安全な生活環境の維持にもつながります。また、住民一人ひとりが意識することで、日常での異変や不審者の目撃など「いつもと違う…」という“気づき”のきっかけになるかもしれません。
■日ごろから取り組むべきことは何か?
◇顔の見える関係づくり
日ごろから近所の人とあいさつを交わし、コミュニケーションをとっておく
◇情報の整理・収集
支援が必要な人の情報の整理や町内での危険箇所などの情報を集めておく
◇助け合いの体制を検討
安否確認や支援方法、情報伝達方法などを話し合い、共有しておく
■自治会に加入してご近所のつながりを!
Q そもそも自治会とは?
自治会は、一定の区域において、住みよい地域社会をつくるため、住民が主体となって運営する自主組織です。
防犯灯の設置や防災への取り組み、まちの美化活動やお祭りなど、安全で安心して暮らせる地域づくりのため、日々、活動しています。そして、有事の時の助け合い「共助」に欠かせない存在です。
◇主な活動内容
1 防災・防犯・防火活動
万が一の災害に備え、隣近所で助け合う自主防災組織の運営や防災倉庫の設置など緊急時の体制を整えています。
また、防犯・防火パトロール、防災訓練、町の管理する防犯灯・カーブミラーの修繕依頼など安心して暮らせるまちづくりを行っています。
いざというときも安心!
災害時に避難所での生活を安定させるため、自治会の自主防災組織を中心に、関係機関などと連携して、避難所の管理運営を行うことになります。
2 清掃・美化活動
ごみ集積所の維持管理、公園・道路の清掃などを行っています。
3 レクリエーション活動
お祭りや敬老会など誰もが気軽に参加できる地域行事を通じ、住民同士のコミュニケーションを図っています。
■町内にある68自治会(行政区)の区長さんに対し、アンケートを実施しました。
自治会(行政区)では、幅広い方に加入していただくために様々な取組を行っています。
詳細については、お住まいの地区の区長、役員さんにお尋ねください。
Q 自治会の加入は強制?
自治会の加入は任意であり、強制ではありません。しかし、災害などいざというときには、隣近所のつながりが一番の助けになります。また、ごみ集積所の管理、まちの美化活動など、日ごろ当たり前と思われる暮らしの身近なことの中にも、自治会の活動によって支えられていることがあるということを理解してください。同じ地域の一員として、ぜひご加入をお願いします。
Q 自治会に加入するには?
自治会活動を初めて知った人や、転入された人など、自治会への加入を希望される場合は、お住まいの自治会(行政区)の区長、役員さんに申し出てください。お住まいの自治会(行政区)の区域や連絡先がわからない場合は、総務課自治振興係までお問い合わせください。
問合せ:役場総務課自治振興係
【電話】295-2112(内線313・314)
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