■地球温暖化について
私たちが住んでいる地球は、太陽の光によってあたためられ、地球から宇宙へ逃げる熱を、二酸化炭素やメタンといった「温室効果ガス」が、大気中に熱を閉じ込めて生活しやすい温度にしています。
ところが、温室効果ガスが増えすぎると、地球の温度がうまく調節できなくなって、地球の平均気温が上昇する「地球温暖化」という問題が起き、地球温暖化の影響とみられる異常気象が発生してしまいます。
※詳細は本紙またはPDF版をご覧下さい。
■地球温暖化が進むとどうなる?
◇氷床の減少・海面水位の上昇
氷河や流氷が地球温暖化によって溶け、海水面が上がっています。世界では砂地が減った海岸や、水浸しになる町も出てきました。高潮や洪水などの危険性が、年々高まっています。
◇異常気象などの発生
温暖化による気候変動で、長引く大雨やゲリラ豪雨が増え、洪水や土砂崩れの危険性が高くなります。また、干ばつや熱波、森林火災のリスクが増えます。
◇森林の減少・生態系への影響
温暖化による高温や干ばつ、熱波などにより森林が減少し、多くの生態系に影響がでます。
また、海水温も上昇しサンゴ礁も壊滅的なダメージを受けます。
■ゼロカーボンシティを目指して
温室効果ガスの排出を完全にゼロに抑えることは現実的に難しいため、排出せざるを得なかった分については同じ量を「吸収」または「除去」することで、「排出される温室効果ガスと吸収される温室効果ガスが同じ量」にすることで、二酸化炭素の排出量と吸収量を実質ゼロにするカーボンニュートラルを目指します。
そのためには、節電やごみを出さないなど二酸化炭素を減らす努力と、緑を増やすなど二酸化炭素を吸収する努力の二つを行う必要があります。
■毛呂山町の取り組み
公共施設への太陽光パネルの設置
町では、公共施設への太陽光発電等を活用した再生可能エネルギーの導入を積極的に進めるため、学校給食センター(目白台4丁目地内)に太陽光パネルを設置しました。
■やってみよう!夏のおうちの省エネ化
◇エアコンを上手に使おう!
夏の冷房時は室温が28℃を目安に調節しましょう。
フィルターは月2回を目安に掃除をして、吸い込む力が弱くならないようにしましょう。
また、扇風機をあわせて使って空気を循環させましょう。
◇窓の日差しをさえぎろう!
夏の冷房時に、外から室内に伝わる熱の多くは窓・ドアからやってきます。
夏は日差しをさえぎることで、冷房効果を高めましょう。
すだれや日よけ(シェード)、緑のカーテンなどがおすすめです。
◇夏になったら設定変更を!
温水洗浄便座を使っている場合、便座暖房や洗浄温水はオフにしましょう。
冷蔵庫も詰め込みすぎないようにして、温度設定を「強」ではなく「中」に変えましょう。
■できることから始めよう!ゼロカーボンアクション30
温室効果ガスの排出を抑えるためには、一人ひとりのライフスタイルの転換が重要になります。
環境省が提唱している「ゼロカーボンアクション30」を紹介します。
みなさんもできることから取り組みましょう!
◇エネルギーを節約・転換しよう!
・再エネ電気への切り替え
・クールビズ・ウォームビズ
・節電
・節水
・省エネ家電の導入
・宅配サービスをできるだけ1回で受け取る
・消費エネルギーの見える化
◇食品・食材の無駄をなくそう!
・食事を食べ残さない
・食材の買い物や保存等での食品ロス削減の工夫
・旬の食材、地元の食材で創った菜食を取り入れた健康な食生活
・自宅でコンポスト
◇環境に配慮した住まいを検討しよう!
・太陽光パネルの設置
・ZEH(ゼッチ)
・省エネリフォーム窓や壁等の断熱リフォーム
・蓄電池(EV・車載の蓄電池)・蓄エネ給湯機の導入・設置
・暮らしに木を取り入れる
・分譲も賃貸も省エネ物件を選択
・働き方の工夫
◇買い物や投資でも環境配慮ができます。
・脱炭素型の製品・サービスの選択
・個人のESG投資
◇環境活動に積極的に参加しよう!
・植林やごみ拾い等の活動
◇家庭ゴミを減らす工夫をしよう!
・使い捨てプラスチックの使用をなるべく減らす。マイバッグ・マイボトル等を使う
・修理や補修をする
・フリマ・シェアリング
・ごみの分別処理
◇衣類・ファッションでもサステナブルを!
・今持っている服を長く大切に着る
・長く着られる服をじっくり選ぶ
・環境に配慮した服を選ぶ
◇交通・移動手段で環境配慮ができます。
・スマートムーブ
・ゼロカーボン・ドライブ
問合せ:役場生活環境課環境係
【電話】295-2112(内線171・172)
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