■お札(さつ)に関するよくある質問
今回は意外と知らないお札のことを国立印刷局のホームページを参考にしながら質問形式で紹介します。
Qお札の表おもてはどちらですか?
A今まで発行されたお札の表裏の区別は、主模様(しゅもよう)がある面が表、その反対側が裏となっています。
実際には、財務大臣がお札の様式を定める告示をする際に、官報に『表面』と表示された面が、正式に表面となります。現在の1万円札、5千円札、千円札では肖像のある面、2千円札では守礼門(しゅれいもん)の図柄のある面が表面です。ちなみに、硬貨は、年号がある面を裏と呼んでいるそうです。
Qお札の表裏にあるはんこは誰のものですか?
Aお札の表のはんこは、お札の発行元である日本銀行総裁の印で、『総裁之印』と篆書(てんしょ)体という字体で書かれています。
裏は、同じく日本銀行でお札の発行・回収などを担当する発券局長の印で、『発券局長』と篆書体で書かれています。
Q今使っているお札は使えなくなりますか?
A新しいお札が発行された後も、現在発行されているお札が使えなくなる予定はありません。
お札は、法律で無制限の強制通用力があることが定められています。法律上の特別な措置がとられない限り、この通用力を失うことはありません。現在でもすでに発行が停止されたお札のうち、18種類のお札が使えます。
出典:国立印刷局ホームページ
【HP】https://www.npb.go.jp/product_service/intro/faq.html
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