令和6年度に取り組む主な事業
第4次狭山市総合計画に掲げる4つの重点テーマに沿って、6年度に行う主な事業を紹介します。
【テーマ1】
■若い世代を増やす
少子高齢化と人口減少対策に取り組み、人口減少を克服する持続可能なまちづくりを進めます。
◇若い世代の移住・定住促進…6,565万円
市内で親世帯と同居、近居する世帯に対し、住宅の取得や増改築に係る費用の一部を補助します。また、市内に住宅を新築または新築住宅を購入する若い世帯に対し、費用の一部を補助します。
6年2月にInstagram(インスタグラム)「さやまちょこっとなび」を市民と協働で開始しました。SNSなどを活用して、引き続き市の魅力を発信していきます。
◇仕事と子育ての両立支援…1億8,366万2千円
4月に定員90名の民間の認可保育所を入曽地区に開園するとともに、民間保育所の正規職員に行っている賃金などの処遇改善を、非正規職員(常勤)まで拡充し、人材の確保に努めます。また、お昼寝用簡易ベッドの「コット」を順次公立保育所へ導入し、保護者の負担軽減を図ります。
利用者の増加が見込まれる新狭山地区と入間川地区に、新たな民間学童保育室を開設する事業者へ補助金を交付します。
◇教育指導の充実と学習環境の整備…6,801万円
教員が教育活動に注力できるよう、全小・中学校へ「スクール・サポート・スタッフ」の配置を継続します。また、教頭が教員への指導などに、より注力できるよう「教頭マネジメント支援員」を新たに3校に配置し、学校運営の機能強化を図ります。
児童の泳力向上と学校プールの老朽化に伴う課題解決のため「さやまっ子スイスイプロジェクト事業」をモデル事業として小学校3校で実施します。また、6年度から電子黒板の導入を推進し、児童・生徒の学習環境の充実を図ります。さらに、暑さ対策として、全小・中学校の体育館に可動式の大型気化式冷風機を設置します。
不登校児童・生徒の心と学習をサポートするため、学習支援業務と相談業務を担う「教育支援センター」を教育センター内に設置するとともに、水富地区にも分室を設置します。
【テーマ2】
■まちと産業に活力を
産業の活性化を推進するとともに、駅周辺に賑(にぎ)わいを創出し、人と企業に選ばれるまちづくりを進めます。
◇入曽駅周辺整備…33億9,430万5千円
7年3月のまちびらきに向け、東口・西口駅前広場などの公共施設を整備するとともに、東西自由通路と橋上駅舎、駅前の新しい商業施設の工事を推進します。
◇都市計画道路の整備…3億1,460万円
狭山市駅東口と東京狭山線を結ぶ「狭山市駅加佐志線」の8年度末の供用開始を目指し、用地取得や道路工事を行います。また、次期整備優先道路である「入間川入曽線」について、狭山市駅加佐志線から東急入間川団地の整備済み区間までの用地測量や物件調査などを行います。
◇新たな産業基盤づくり…1,871万3千円
圏央道インターチェンジ周辺地区において、新たな工業系の土地利用転換を推進します。6年度は、周辺環境に及ぼす影響を調査するための計画などを作成します。
◇水道水の安定供給…12億1,805万7千円
笹井配水場の耐震改修など施設の計画的な更新や耐震化を進め、災害に強く、安全で安心な水道水を安定供給します。また、人工衛星を活用した調査により、漏水を早期発見し修繕につなげます。
◇企業のカーボンニュートラルの推進…500万円
自社で排出する温室効果ガスの排出量を可視化するシステムを導入する事業者へサービス利用料を補助します。また、DXやGXなどに積極的に取り組む市内の中小企業に対し、専門家活用費用の一部を補助します。
◇空き家対策の推進…500万円
空き家を除却する費用を最大50万円補助します。防災や衛生、景観などに影響を及ぼす可能性のある空き家を除却することで、住環境を整え土地の活用を促進します。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>