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特集 羽生の農業を盛り上げる若き農業者たち 農好会

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埼玉県羽生市

■農好会とは
「農好会」は、市内の若手農業者たちが、生産技術の向上や、市の農業を盛り上げることを目的に結成した団体です。会員は米・小麦農家や野菜農家、畜産農家など、20代から50代までの農業者19名で構成されています。商工まつりや農業まつりなどの市内イベントや直売会に積極的に参加し、自分たちが作った農産物を販売するほか、定期的に勉強会や情報交換の場を開き、親睦を図っています。
今回は、羽生市の未来の農業を担う、2名の若手農業者を紹介します。

■埼玉県で作られているお米の品種
彩のきずな:爽やかな甘みと旨みのバランスがとれたお米です。暑さに強いのも特徴です。
彩のかがやき:さっぱりとした甘さと、ふっくらした食感が特徴。病害虫に強く、農薬の使用を抑えた栽培が可能です。
コシヒカリ:強い旨みと粘り、香りと炊上りの輝きが特徴です。

◇農好会 会長
松尾豊昌さん(49)
市内の熟練農業者の指導を受け、令和2年に独立就農しました。

■地域の農業を守りたい
主穀・野菜農家 漆原利征さん(53)
下新郷で、米と小麦、施設野菜を栽培する漆原さん。民間の会社で30年勤めた後、両親の引退の話を機に、令和2年に農家へ転職。翌年に経営を継承しました。現在は、父と2人で、水稲を12ha(ヘクタール)、小麦を約4ha(ヘクタール)、ハウスにてキュウリを7a(アール)栽培しています※。今年から農業委員会の委員も務め、農地の適正管理に取り組んでいます。来年度は、県の交付金を活用し、農地や水路などの保全活動と、良好な景観づくりを計画しているとのこと。漆原さんは、「耕作放棄地が出ないよう、地域の農地を守っていきたいです」と熱い思いを話してくれました。
※単位
1ha=1万平方メートル
1a=100平方メートル

■生産者だからこそできる商品を作りたい
畜産農家 齋藤伊織さん(31)
上新郷で養豚・養鶏業を経営する齋藤さん。大学を卒業後、都内でシステムエンジニアとして1年半働いた後、父が経営する養豚業を継ぐため、羽生市に戻りました。今年の2月から平飼い卵の養鶏業も始め、現在は、豚を3千頭、鶏は300羽を飼育しています。畜産業に加え、ランチョンミートやプリン、バームクーヘンなど、地元企業と連携した加工品の企画・販売も手掛けています。「新しいことに挑戦して、他と差別化を図り、自社製品のブランド化を進めていきたいです」と話す齋藤さんは、農業の可能性を探りながら、生産者だからこそできる商品開発に取り組んでいます。

■「羽生産新米まつり」でコンテストを開催!!
心を込めて作った新米を食べに来てください!
市内農業者が作った新米を、来場者がその場で食べ比べ、おいしいと思ったものに投票することで、ナンバーワンを決定する参加型イベントです。当日は、新米の販売も行っています。
開催日:10月27日(日)10時~12時
会場:キヤッセ羽生
☆投票した方にコシヒカリ1合をプレゼント!(先着150名)

問合せ:農政課
【電話】内線282、285

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