■市指定文化財に「紺紙金泥法華経(こんしきんでいほけきょう)」、「忍藩砲術師範(おしはんほうじゅつしはん)井狩家(いかりけ)資料」が指定されました
小見の真観寺の「紺紙金泥法華経 巻第六」と郷土博物館の「忍藩砲術師範井狩家資料」が、5月17日付で行田市指定文化財(前者が書跡、後者は歴史資料)に指定されました。この指定により市指定文化財の件数は69件となりました。
新たに指定された真観寺の「紺紙金泥法華経 巻第六」は、その名のとおり紺紙に金泥で法華経の巻第六全文が書写された巻子1点です。法華経は仏教の経典の一つで、8巻で構成されています。真観寺の紺紙金泥法華経は、8巻のうち第6巻のみが単独で真観寺に伝えられているもので、制作年代は平安時代後期から鎌倉時代初期と推測されます。同時代の紺紙金泥法華経は県内で数が少なく、貴重なものといえます。
この紺紙金泥法華経は非公開ですが、文化財指定を記念して、8月4日(日)午前9時から正午まで真観寺客殿で一般公開します。
郷土博物館の「忍藩砲術師範井狩家資料」は、寛政(かんせい)12(1800)年に松平下総家(しもうさのかみけ)の鉄砲役に就任以後、代々藩鉄砲役を務めた井狩家旧蔵の古文書、絵画、書籍などの資料、158件162点です。資料の中心は、江戸時代後期から幕末の砲術関係の資料で、「炮術形状図式(ほうじゅつけいじょうずしき)」など砲術に関する絵図資料を含んでいることが特徴です。江戸時代の忍藩の砲術や角場(かくば)(砲術の射撃練習場)の様相を伝える貴重な資料であり、文書と絵図の両面から具体的な砲術の技術や訓練の様子がうかがえる希少な資料といえます。
この井狩家の資料についても文化財指定を記念して、8月3日(土)から9月1日(日)まで郷土博物館で一般公開します。ぜひこの機会にご見学ください。
問い合わせ:文化財保護課文化財保護担当
【電話】内線5321
■田島浩氏が公平委員会委員に選任されました
6月定例市議会で同意を得て、公平委員会委員として田島浩氏が選任されました。
問い合わせ:公平委員会(監査委員事務局内)
【電話】内線324
■子宮頸がん予防啓発プロジェクトの実施経過をお知らせします
令和4年4月に発足した「行田市子宮頸がん予防啓発プロジェクト」に参加した団体の1年間の取組内容および市での子宮頸がん予防ワクチン接種状況、子宮頸がん検診受診状況をお知らせします。
▽参加団体の主な取組内容
・ポスターやリーフレットの掲示
・リーフレットの配布
・市内学校などでの子宮頸がん予防講座の開催
・従業員やその家族に子宮頸がん検診を含む女性検診の受診勧奨
▽子宮頸がん予防ワクチン接種状況
・定期接種者延べ数 443人
(対象者は小学6年生~高校1年生相当の女子)
・キャッチアップ接種者延べ数 518人
(対象は高校2年生相当~平成9年度生まれの女性)
▽子宮がん検診受診状況
・令和5年度受診者数1,083人
(令和4年度から150人増加)
近年20代、30代の子宮頸がん患者が増加しており、参加団体の皆さんに子宮頸がん予防のための普及啓発活動を実施していただいています。
今年度のキャッチアップ接種対象者と高校1年生相当の女子の接種期間は、令和7年3月31日までとなっています。接種を希望する方は、9月中旬までに1回目の接種を行いましょう。また、接種期間を過ぎて接種すると、3回の接種で約10万円が掛かります。
また、市では20歳以上の女性を対象に子宮がん検診を実施しています。子宮頸がん予防ワクチンと2年に1回の子宮がん検診で子宮頸がんを予防しましょう。
問い合わせ:こども家庭センター
【電話】579-8033
■新しい国民健康保険被保険者証を発送します
7月31日で有効期限切れとなる紙の行田市国民健康保険被保険者証(70~74歳の方は国民健康保険被保険者証兼高齢受給者証)(保険証)の更新に伴い、新しい保険証を特定記録郵便で発送します。7月2日(火)から順次発送し、31日(水)までに該当世帯にお届けする予定です(郵便都合により到着が遅くなる地域があります)。8月1日以降、医療機関で診察を受けるときは、必ず新しい保険証(ピンク色)を提示してください(マイナ保険証をお持ちの方はマイナ保険証を提示してください)。また、旧保険証(灰色)は各自で処分してください。
▼マイナ保険証(健康保険証の利用登録をしたマイナンバーカード)をご利用ください
医療機関や薬局の窓口で、マイナンバーカードが健康保険証として利用できます。利用するためには、事前に登録を行う必要があります。詳しくは厚生労働省ホームページをご確認ください。マイナ保険証の受け付けは医療機関や薬局に設置してある顔認証付きカードリーダーで行います。マイナンバーカードを読み取り口に置くと受け付けが始まりますので、画面の指示に従って受け付けをしてください。
※医療機関や薬局によって利用開始時期が異なりますのでご注意ください。
なお、12月2日から紙の保険証は発行されなくなります。通常の有効期限は令和7年7月31日までですが、12月2日以降で有効期限が短い保険証をお持ちの方や12月2日以降に転居などにより保険証の内容に変更があった方で、マイナ保険証をお持ちでない方には「資格確認書」が交付されます。
▼加入・喪失の手続きはお早めに
国民健康保険(国保)に加入するときや、職場の健康保険に加入したときなどは、届け出が必要です。届け出は本人と同じ世帯の方が行うこともできます。
加入は届け出の日からではなく、職場の健康保険を脱退した日までさかのぼって加入となります。届け出が遅れると国民健康保険税も加入月までさかのぼって課税となりますので、1回の支払い額が高額になることがあります。
また、国保の資格を喪失しているにもかかわらず、国保の保険証を提示し診察を受けた場合は、国保が負担した診療費を返金することになります。
▽加入手続きに必要なもの
職場の健康保険をやめたことが分かる証明書
▽喪失手続きに必要なもの
国保と職場の保険証
※いずれの手続きにも、手続きに来られる方の本人確認書類(マイナンバーカードや運転免許証など)が必要です。
問い合わせ:健康課保険年金担当
【電話】内線271~273・291
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