■「消費期限」と「賞味期限」
現在、日本では国民一人当たり、お茶碗一杯分の食べ物が毎日捨てられているそうです。食べきれない、期限が切れた等、理由はいろいろあるようですが食糧難に苦しんでいる国がたくさんある事を考えると、複雑な気持ちになります。ある雑誌に、「消費期限」「賞味期限」の違いについて記事が載っていました。
『「消費期限」は日持ちが短い食品につけられており、この日が過ぎたら食べない方がよいことを意味しています。一方、「賞味期限」は日持ちの長い食品につけられており、“おいしく食べることができる期限”を意味し、この日が過ぎても食べられないわけではありません。「賞味期限」の設定方法は、国がガイドラインを定めています。微生物試験(食中毒のリスクを調べるもの)、理化学試験(油の酸化など品質を調べるもの)、官能試験(人が実際に食味して調べるもの)などから、もっとも短い期間「可食期間」(食べられる期限)を求め、そこから安全係数をかけて「賞味期限」を決めます。「賞味期限」の設定には1未満の安全係数がかけられているため、期限が切れてもすぐに捨てることはありません。』
最近はスーパー等で商品棚の手前にある商品を選ぶ「てまえどり」のステッカーをよく目にしますが、これは世界で取り組みが進むSDGsの17の目標の12番目「つくる責任つかう責任」をお客様に呼びかけているのでしょう。私達の小さな行動の積み重ねが、かけがえのない地球を守ることにつながっていくのだと思います。 感謝
千里の行も 足下より 始まる
「故事、名言集」より
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