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自治体の皆さまへ

アンサンブル

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埼玉県飯能市

タイトルの“アンサンブル”は、フランス語で「一緒に」という言葉で男女が共に考えていく新しい未来のために、との想いが込められています。アンサンブルは、1996年から不定期で発行しています。

6月23日〜29日は男女共同参画週間です。
「だれもがどれも選べる社会に」
(内閣府公募による 令和6年度キャッチフレーズ)

■男女共同参画の視点から見た防災について
今年は能登半島地震が発生し、災害時の行動や備え等、防災について意識する機会が多くなったのではないでしょうか。東日本大震災や令和6年能登半島地震で必要とされた、「男女共同参画の視点」での防災について一緒に考えていきましょう。

■男性・女性・多様な視点がなぜ必要か
過去の災害において、避難所等で男性を中心とした現場の運営をした結果、男女のニーズの違いに気づかずに、男女ともにさまざまな場面で困難に遭遇したという事例があります。一方で男女が協力し合いコミュニケーションがとれていた避難所では、円滑な運営ができたという事例もあります。

■女性参画の現状は?
埼玉県防災会議の女性割合は31・5%、市町村防災会議の女性割合は12・3%となっています。
また、飯能市の自治会長のうち、女性が占める割合は134人中3人の約2・2%となっています。

・県・市町村防災会議での女性委員の割合

埼玉県男女共同参画に係る推進状況(令和4年度)より

■男性も女性も一緒に平時から防災対策をすることが大切です
▽避難とは
小学校や各地区行政センターに行くことだけが避難ではありません。避難とは「難」を「避」けることです。日頃から自身や家族の避難方法を確認しておきましょう。安全な場所にいる場合は避難する必要はありません。次の4つの行動を確認しましょう。

(1)市の指定避難所への避難
自ら持っていくもの
・食料や水
・毛布や敷物、スリッパ
・日用品のほかマスクや消毒液、体温計 など

(2)安全なホテル・旅館への避難
ハザードマップで安全を確認し、事前に予約・確認をしましょう。
※通常の宿泊料が必要な場合があります。

(3)安全な親戚・知人宅等への避難
ふだんから災害時に避難することを相談しておきましょう。避難先が安全な状況であることをハザードマップで予め確認しておきましょう。

(4)屋内での安全確保(在宅避難)
自宅について予めハザードマップで安全を確認しておきましょう。土砂災害の危険がある区域では自宅を離れての避難が原則となりますが、避難することが危険な場合は、山側から離れた2階以上の居室で安全を確保することもひとつの避難方法です。

■避難所生活で困ることとは
・女性用品(下着や生理用品)が不足している。
・子どもに食物アレルギーがあり避難所の食事が食べられない。
・粉ミルクがあってもほ乳瓶や消毒液がない。
・介護用のおむつが必要なのに言い出せない。
・着替える場所や洗濯物を干す場所に困る。

■事前準備をしておきましょう
3日間の生活ができる分量を最低限の目安に、できる限り1週間分の備蓄品を用意しましょう。必要なものは個人によって異なります。自分にとって必要なものは何かを予め考えてみましょう。

▽基本的な備蓄品
非常食、飲料水、衛生用品、日用品、常備薬、お薬手帳、貴重品 など

▽女性に必要な備蓄品
生理用ナプキン、おりものシート、下着、中身が見えないゴミ袋 など

▽子どもに必要な備蓄品
粉ミルク、飲料水、ほ乳瓶、ほ乳瓶の消毒液、母乳パッド、紙おむつ、おんぶひも、だっこひも、おしりふき、離乳食、スプーン、タオル、ガーゼのハンカチ など

▽高齢の方に必要な備蓄品
大人用おむつ、尿とりパッド、おしりふき、介護食、入れ歯洗浄液、常備薬、お薬手帳 など

■令和6年度飯能市男女共同参画週間展のお知らせ
内閣府が実施する「男女共同参画週間」に合わせ、イベントを実施します。

(1)男女共同参画週間展示
男女共同参画に関する図書の紹介・貸出を行います。
日時:6月15日(土)〜27日(木)
会場:市立図書館

(2)男女共同参画映画会
上映作品:『きっと、うまくいく』
監督:ラージクマール・ヒラーニ
出演:アーミル・カーン、カリーナ・カプール、R・マーダバン ほか
日時:6月22日(土)13時30分〜16時30分(開場13時)
定員:50人(先着順)
会場:市立図書館

(3)男女共同参画週間展示(パネル展示等)
日時:6月25日(火)〜7月4日(木)
会場:飯能市市民活動センター

問い合わせ:
〔(1)(2)について〕市立図書館【電話】972-2114【FAX】972-2118【メール】tosyokan@city.hanno.lg.jp
〔(3)について〕自治振興課【電話】973-2626【FAX】974-6737【メール】jiti2@city.hanno.lg.jp

■防災で活躍する女性たち
こちら飯能消防団女性団員「は組」
私たち、頑張っています!

飯能消防団女性団員「は組」は、平成22年度に発足してから令和6年に活動15年目を迎えました。地域防災のために、女性ならではの視点や発想で、応急手当ての指導、広報活動、幼稚園・保育園での防火教育など、仲良く皆で励まし合いながら積極的に活動しています。

問い合わせ:
自治振興課【電話】973-2626【FAX】974-6737【メール】jiti@city.hanno.lg.jp
防災危機管理室【電話】973-2723【FAX】972-8455【メール】kikikanri@city.hanno.lg.jp

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