■図書室に行きたいと思う児童生徒が増加
鴻巣市では、児童生徒の「読んでみたい」という読書への関心や「まずは図書室へ行ってみよう」という読書の習慣を身に付けることを目的に、市内の全小中学校に対し、図書館に関する専門的な知識を持った学校図書館支援員を配置する「学校図書館支援員事業」を実施しています。
学校図書館支援員は、各校の司書教諭等と連携をしながら、児童生徒の成長段階や各学校のニーズに応じ、学校での読書活動の充実に向けて、さまざまな支援・取組を行っています。
その成果として、昨年度一年間における各校の図書館利用者数の増加にもつながりました。
そこで今回は、「学校図書館支援員事業」の内容の一部をご紹介します。
《学校図書館支援員》
私たち学校図書館支援員は、資料整備や館内整理、資料を探すお手伝い、読書を推進するための読み聞かせやブックトーク、授業で使う資料の収集や提供などをしています。
子どもたちをはじめ、教職員が学校図書館を活用しやすいよう、学校の運営方針に沿って、提案や相談をしながら業務にあたっています。
読書好きを1人でも増やしたい、学校図書館を活用する楽しさに気づいてほしいと願いながら、子どもたちに接しています。
▽学校図書館支援員の活動内容
(1)読書の推進
子どもたちの読書意欲を高め、読書活動を推進するための工夫をしています。
読書展示コーナー:本を手に取りやすい展示を工夫し「読んでみたい」という意欲を高めます
読書の木作成補助:児童の目標冊数達成で名前が記された花を貼り読書意欲向上を図ります
(2)環境の整備
子どもたちが利用しやすく、親しみやすい環境を整えています。
学級文庫の整備:各学年・学級でも本に親しめるよう定期的に整備します
書架整理:分類ごとに本を整理し、手に取りやすい環境を整えます
(3)授業の支援
日々の授業内容の充実につながるよう、先生方と相談しながら読み聞かせやブックトーク、資料提供や調べ学習の補助等を行っています。
図書館オリエンテーション:本に興味がもてるよう、図書館の使い方を説明します
ブックトーク:1つのテーマに沿っていろいろな本を幅広く紹介します
問合せ:教育支援センター
(【電話】569-3181)
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