令和5年1月の寒波では、凍結により多くの電気温水器の配管が破損し、機器の故障や漏水の原因となりました。そこで今回、電気温水器に関する凍結防止対策をご紹介します。
■凍結防止のための対策
[要注意]
・気温がマイナス4℃以下になるとき
・氷点下の真冬日が続くとき
◆屋外の配管を保温しておく
電気温水器の貯湯ユニットに化粧カバーが付いていない場合は、囲いや風よけを付けて直接風が当たらないようにしてください。
市販の電気温水器用カバーなどもあるので、右写真の□の部分に風が当たらないように対策をしましょう。
※写真は本紙をご覧ください。
◆貯湯ユニットの漏電しゃ断器は「オン」のままにしておく
屋外温度が低い場合、ふろ配管およびヒートポンプ配管の凍結を防止するためにポンプが自動的に作動します。オフにすると自動で作動しません。
※メーカーによって位置が異なるので、事前に説明書でご確認ください。
◆おふろの水をふろ接続アダプター(循環口)から10cm以上ためた状態にしておく
電気温水器は、屋外温度が低い場合、凍結防止のためにポンプが自動的に作動して、ふろ配管に残り湯を循環させます(フルオートタイプのみ)。
※ご家庭の電気温水器がフルオートタイプかどうかは説明書などでご確認ください。
※詳しくは本紙をご覧ください
◆少量の水を蛇口から流しておく
蛇口をお湯側に少しあけて糸を引くくらいの少量の水を出しておくと凍結を予防できます。
▽蛇口からの水の出しすぎには注意!
凍結が予想されるときは、水を浴槽や容器などに貯めておき、たまった水は洗濯などに利用しましょう。
■寒波によって考えられる凍結や故障とその対応
◇給水管が凍ったときの対応
自然に解けるのを待ちましょう。40℃位のお湯(おふろのお湯程度)をかけて徐々に温める方法もありますが、高温のお湯をかけると管の破損や電気温水器故障の原因となるのでご注意ください。
◇排水、給水バルブが破損したときの対応
排水、給水バルブが破損した場合は取替えが必要です。専門業者に修理を依頼しましょう。
※いずれのバルブも貯湯ユニットの下部にあり、水量の調整やメンテナンスで使用する重要な部品です。
※詳しくは本紙をご覧ください。
◇そのほか、機器のエラー表示が出るときの対応
各メーカーもしくは取扱店にご連絡ください。
電気温水器内部の配管などが破損した場合は、メーカーや設置した業者に修理を依頼しましょう。水道管が破損した場合は、「中津市指定給水装置工事事業者」に修理を依頼してください。業者の一覧は市ホームページに掲載しています。
寒波に備えて、早めの準備をしましょう。市報なかつ12月号でチラシを配布しますので、そちらもご覧ください。
問合せ:上下水道部総務経営課
【電話】24-1234
<この記事についてアンケートにご協力ください。>