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自治体の皆さまへ

市長室から Vol.110

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大分県杵築市

杵築市長 永松 悟

■大分県学力テスト
先日、4月下旬に県内一斉に実施された「大分県学力テスト」(小5・中2対象)の市町村別の結果が公表されました。小5は国語・算数・理科の3科目、中2は国語・社会・数学・理科・英語の5科目です。小・中ともに科目ごとに「知識」と「活用」の2つの評価区分が設けられているため、小学校は3科目6区分、中学校は5科目10区分での評価となります。
杵築市の結果ですが、小学校・中学校の合わせて8教科・16区分の全てで、県内の平均偏差値の50を超えました。県内の市町村でトップクラスです。
市内の小学校10校・中学校3校の児童・生徒の皆さんが授業に取り組む姿勢と、各校長をはじめ教職員の日頃の指導力が、数字で評価されたことになります。保護者の皆さんにとっても一安心の結果でした。

■インクルーシブ教育
ところで、国の「GIGAスクール構想」によって、全国の小・中学生に「一人一台の教育用端末の配備」が実現しました。
この背景には、最先端のICT(情報通信技術)を活用した教育を実践することで、「様々な状況にある子どもたちを誰一人取り残さない」との理念があります。
発達の面や視覚・聴覚などに障がいがあったり、病気などで長期間学校に通えない子どもにとっては、個別教育の充実はまさに福音です。
現在、その途上ですが、学校現場の努力と技術革新等で、個別教育が進化すれば、支援学校に通わずに友達やきょうだいと同じ学校で学ぶことができます。国連が求めるインクルーシブ(共生)教育です。
「排除と孤立」から「包摂と共生」へ方向転換できるか、日本の教育が試されています。

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