■夏野菜の管理
追肥:夏野菜の多くは少量で回数を多くが基本です。肥料切れは開花結実不良で奇形果になり、病気や害虫にも弱くなります。とはいえ、肥料過多でも同様の影響を受けるので、樹勢を見ながら判断しましょう。
○ナス
基本仕立ての3本主枝は伸ばし、出る脇芽1本に実は1つだけ付けその先で剪定します。その実を収穫と同時に更新剪定します。古い枝には花が付かないので常に枝を更新し新しい脇芽に花を付けましょう。肥料切れすると脇芽が伸びず収穫量が減ります。乾燥は嫌うのでこまめな水やりを行いましょう。
○トマト
肥料過多では花や実が付きません。最初の収穫が始まるころから様子を見ながら追肥をし、樹が暴れないように管理します。茎が太く捻じれ葉色が濃いと肥料過多です。水は土が乾いたら行う程度でよいです。大玉果は花の時点で3花にして残りを摘むと肥大しやすくなります。芽かきは晴天の日にハサミは使わず手で摘みます。
○キュウリ
1回目の追肥は収穫が始まってから行います。肥料切れと水不足に注意しましょう。親ツルは150cmくらいまで伸ばし芯止めします。それまでに出る子ツルは2節で芯止めし孫ツルを伸ばします。キュウリは孫ツルで収穫量を上げる野菜です。株元は風通しを良くするため脇芽や枯葉を除去しましょう。
キュウリが一番おいしい大きさは重さ100g前後長さ20cmです。若採りを心がけましょう。
○オクラ
アフリカ原産の高温性植物で乾燥に強く肥料を吸う力が非常に強い作物です。反面、湿気には弱く、過湿や肥料過多では生育不良を起こし、曲がり果やイボ果が増えます。収穫最盛期には水不足と肥料切れに注意しましょう。収穫果より下は葉を1〜2枚残し除去します。収穫位置が高く手が届かない場合は芯止めして下部から出る脇芽を伸ばし更新しましょう。
○ピーマン、シシトウ、トウガラシ
1番花より下の脇芽は全て除去します。1番花のところから枝分かれします。その後は支柱などで横に広げるようにし、全体に陽が当たるようにします。内側が混みあわないようにすると花がよく咲き収穫量も増えます。追肥は半月に1回行います。
大分県から果樹類へのカメムシ注意報が発表されています。
ご注意ください。
問合せ:農政課
【電話】097-582-1293
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