■児童虐待防止・オレンジリボンキャンペーン
11月の「秋のこどもまんなか月間」にちなみ、「児童虐待防止・オレンジリボンキャンペーン」を行います。児童虐待に関する相談対応件数は、本市でも増加傾向にあり、社会全体で解決すべき重要な問題となっています。児童虐待の防止に向けて、子育て中の保護者が孤立しないようにサポートしていくことが大切です。
一人でも一家庭でも辛い体験をしなくてすむように、支援できる地域をつくっていきましょう。
◇みんなで育児を支える社会に~体罰等によらない子育てを広げよう~
子どもへの体罰は法律で禁止されています。体罰や暴言はよくないと分かっていても、いろいろな状況や理由によって、それが難しいと感じられることがあります。日頃から心がけたい子どもとの関わり方を紹介します。
〔Point01〕子どもの気持ちや考えに耳を傾けましょう
自分の気持ちや考えを受け止めてもらえたという体験によって、子どもは気持ちが落ち着き、大切にされていると感じます。
〔Point02〕「言うことを聞かない」にもいろいろな理由があります
気をひきたい、言われていることを理解できない、眠いなど様ざまです。すぐに言うことを聞かせようとするのではなく、そっとしておくのも一つです。
〔Point03〕子どもの成長・発達によって、できること・できないことがあります
子どもにしてほしいと思っていることが、子どもの成長・発達に合っているか考えてみましょう。
〔Point04〕子どもの状況に応じて、身の周りの環境を整えてみましょう
危ないものや触ってほしくないものは手の届かないところに隠すなど、叱らなくてもよい環境づくりをしましょう。
〔Point05〕注意の方向を変えたり、子どものやる気に働きかけてみましょう
場面を切り替えたり、時間的に可能なら待つのも一つです。ゲーム感覚や競争をしてやる気に働きかけてみましょう。
〔Point06〕肯定文でわかりやすく、時には一緒にしてお手本をみせてあげましょう
「走らない」よりは「歩こうね」など、何をすべきか具体的に、短い言葉で伝えましょう。近くで落ち着いた声で伝えると、子どもに伝わりやすくなります。
〔Point07〕良いこと、できていることを具体的に褒めましょう
「ひとりで手を洗えてすごいね」など具体的に、今できていることを褒めることで良い行動が増えます。
安心や信頼を感じられる、温かな関係が心地よいのは、子どもも大人も同じです。しかし、子どもと関わる中でいろいろな工夫をしても、上手くいかないこともあります。子育ての大変さをひとりで抱えるのではなく、少しでも困ったことがあれば、子育て支援室までご相談ください。
問合せ:子育て支援室
【電話】99・8135
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