開館時間:午前10時~午後5時(最終入館は午後4時30分)
※茶室は公開中止
休館日:月曜日、9月17日(火)・24日(火)
※9月16日(月・祝)・23日(月・振休)は開館
入館料:一般1,000円、高校・大学生800円、中学生以下無料
割引:団体(有料入館20人以上)、65歳以上(証明になるものを提示)、提携団体の会員証(会員含め5人まで)はいずれも2割引。各種障がい者手帳等提示の本人と介助者1人は無料
■美の扉を開こう!
◇特別展「遊びのすがた-工芸と絵画で見る玩具の美術-」
江戸時代の作品を中心に、工芸品としても美しい玩具と玩具で楽しむ人びとを描いた絵画をご覧いただく展覧会です。
期間:9月15日(日)~11月17日(日)
・前期…9月15日~10月14日
・後期…10月16日~11月17日
◇おすすめ作品の紹介
展示では、碁、百人一首、雛人形など、今でも愛好されている玩具の江戸時代の作品をご覧いただけます。大名家で使用されていた碁盤などには、金と漆を使った豪華な装飾が施されています。百人一首は現代の印刷で作られたものと異なり、すべて人の手で歌人を描き、和歌を書いています。
また、今ではあまり見られない玩具として、的当て遊びの小型の弓、ぜんまい仕掛けのからくり人形なども陳列します。
今回、紹介する合貝(あわせがい)も現代では使われなくなった遊びの一つです。天然の蛤(はまぐり)を使い、内側に紙を貼り、源氏物語や伊勢物語などの場面が描かれます。一セットで360個の貝が用意されたといわれ、遊び方は二枚貝の一枚を伏せて丸く並べて置き、任意に取り出したもう一枚の貝を中心に伏せて置きます。貝の形や模様から揃いのものを当てるという遊びです。蛤は別の貝とは決して合わない作りになっており、このような遊びに使えたと思われます。またそのことから夫婦和合の象徴として嫁入り道具のひとつとされていました。
描かれた図は源氏物語5帖の若紫(わかむらさき)で、幼い紫の上がスズメを逃がしてしまうのを源氏が垣間見ている場面です。幅9センチほどの内側に細かく人物、風景が見事に描かれています。
◇館長のコレを見て!
展覧会では玩具だけでなく、かるたをする人びと、蹴鞠(けまり)をする貴族、子どもたちの遊ぶ姿を描いた作品のほか、喜多川歌麿(きたがわうたまろ)、葛飾北斎(かつしかほくさい)、歌川広重(うたがわひろしげ)の浮世絵版画も展示しますので、江戸時代の絵画や浮世絵もお楽しみいただけます。
■9月の美術館イベント
申込方法の表示:(M)美術館ホームページ申込フォーム
申込時の記載必要事項:講座名、住所、氏名、年齢、電話番号
◎いずみ美術館入館割引券(有効期限R6.11.17)
切り取って美術館に持って行くと入館料が2割引に(1枚で5人まで・コピー不可)
※詳細は本紙またはPDF版を参照してください。
問合せ:美術館
〒594-1156、内田町三丁目6-12
【電話】54・0001
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