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堺の歴史発見記

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大阪府堺市

◆(9)赤山古墳出土 円筒埴輪(えんとうはにわ)
埴輪は、古墳に並べられた焼きものです。埴輪といえば人や動物の形を思い浮かべるかもしれませんが、実際は土管状の円筒埴輪が大半を占めています。日本最大の仁徳天皇陵古墳では、約3万本の円筒埴輪が並んでいたという説もあります。
百舌鳥古墳群の一基、赤山古墳(北区百舌鳥西之町、現在は消滅)は直径20m程度の円墳で、発掘調査では古墳を造った時に並べられた状態の埴輪が発見されました。円筒埴輪は4~6本毎に、上が開く形の朝顔形埴輪1本を挟んで並べられていました。全体では約250本の埴輪が並んでいたようです。中には、シンプルな線で馬の姿が刻まれたものがあり、一見同じに見える円筒埴輪にも個性がうかがえます。
なかなか見所のつかみにくい円筒埴輪ですが、もっと深く知りたい方は、堺市博物館企画展「ハニワ大解剖―埴輪の謎を解き明かせ!―」(7月6日~9月1日)にぜひお越しください。7月6日(土)14時から展示解説もあります。

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