[城東区×SDGs]
11.続けられるまちづくりを
■実りの秋ですね。今回は城東区内にある「田んぼ・畑」をご紹介します。
◇がもよんファーム(蒲生4)
平成30年に近畿地方を中心に甚大な被害を及ぼした台風により改修不能となった住宅4棟を取り壊し、令和元年に「がもよんファーム」が誕生しました。全部で29区画あり、開園後から現在まで全区画が埋まるほどの人気です。利用者のほとんどが城東区にお住まいの方で、仕事終わりに農園に立ち寄るなど、畑作業が生活サイクルの一部となっている方が多いそうです。ここでは、利用者同士で育てた野菜を交換したり、困っている方がいれば声掛けをするなど、新たな地域コミュニティの場にもなっています。
◇放出農園(永田2)
平成17年に放出下水処理場の屋上を利用した「放出農園」が開園しました。農園は153区画あり、それぞれの区画では、燦燦と降り注ぐ日の光を浴びながら瑞々しい野菜や花等が育てられています。また、同じ屋上にはせせらぎや芝生広場が、放出下水処理場南門の横には花や樹木等が植えられた放出せせらぎの里があり、身近に自然に親しむことができる、まさに都会のオアシスです。
◇タイムズピーススクエア内の田んぼ(今福西6)
国内でも珍しいマンションの敷地内にある田んぼで、もち米の無農薬栽培をされています。子どもたちがお米ができる過程を知り、土に触れる機会になればと、15年前から「田んぼ倶楽部」の活動がはじまったそうです。収穫されたもち米はマンション内で開催される冬まつりにてお餅にして販売されています。田んぼ倶楽部の活動を通じて、マンションの住人同士のつながりが広がり、子どもたちが大きくなった今もそのつながりが続いているそうで、「田んぼ」が人と人がつながるコンテンツになっているようです。
大人になると新しいコミュニティに参加する機会が少なくなってきますが、田んぼや畑での活動が地域の人々と交流をはじめるきっかけになるかもしれません。
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