■SDGsを学ぼうin天王寺動物園
動物と人がともに生きる未来へ
2025年1月1日に開園110周年を迎える天王寺動物園では、動物の飼育や健康管理だけでなく、希少動物を増やし維持する、動物たちの現状を伝えるといった様々な取組みを行っています。今回は、日々動物に向き合っている動物飼育専門員の井出さんに、動物園での取組みや、環境を守るために私たちが身近にできることについてお話を伺いました。
天王寺動物園(茶臼山町1-108)
開園時間:9:30~17:00
※5・9月の土・日・祝日は~18:00
※いずれも入園は一時間前まで
休園日:月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12/29~1/1)
◆天王寺動物園のSDGsはこんなにスゴイ!
○希少動物の保護と繁殖について
・国内外との連携・取組み
伝統的な取組みとして、海外の動物園との動物交流を行っています。例えば大阪市が友好都市提携を結んでいる上海とは20回以上の交流をしており、健康的な繁殖に取り組んでいます。最近では、上海からジャガーを迎えたり、当園のペンギンが台湾に出園したりもしているんですよ。
・希少動物の保全のために
人間の生活様式の変化により、希少動物と呼ばれる動物が増えていることを忘れてはなりません。希少動物の保全のためには個体数を増やすとともに、動物が過ごす環境も整えることが大切です。そのためには人間側の生活や行動を変える必要があり、動物園としては人々のマインドを変えていくという役割があると思っています。
○社会全体のQOL向上をめざして
数ある社会教育施設の中で、学びを目的としない来場者が多数を占めるのは動物園や水族館くらいではないでしょうか。この強みを活かし、動物のQOL(生活の質)向上を軸にして社会全体のQOLを向上させていきたいですね。一人ひとりが目の前にいる動物に「何ができるだろう」と自分自身に問いかけ、誰かのために何かをするというマインドを育むことが、より良い社会の実現につながると信じています。
天王寺動物園動物飼育専門員 井出貴彦さん
▽こんなイベントも♪
・プレモーニングZOO
来年の110周年に向けての記念事業として期間限定で実施
・てんのうじZOOガーデン
堆肥を入れた畑で育てた野菜を動物に食べてもらう長期的なイベント
◆SDGs講座 動物園で遊ぼう!学ぼう!
「動物の未来のために私たちができることって何だろう?」
今回お話を伺った天王寺動物園の動物飼育専門員井出貴彦さんに、動物の生態とSDGsについて楽しくお話しいただきます。
要予約 先着順
日時:12/8(日)13:30~15:00
場所:天王寺動物園 TENNOJI ZOO MUSEUM内作業・実験室
費用:無料(別途所定の入園料が必要です)
対象:市内在住、在学または在勤の方
定員:40名
申込:電話またはメール(「“SDGs講座”、代表者氏名、電話番号、参加者数」をお伝えください。)
問合せ:事業戦略室
【電話】06-6774-9910【メール】ti0009@city.osaka.lg.jp
◎本紙7面にもイベントのお知らせがあるよ!ぜひ参加してね♪
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