■1 発災当初、どうする。
シーン別の一般的な例をご紹介します。また、1から5の○の中に入る言葉は何でしょう。
◆浴室
・(1)○○○で頭を保護
・ドアを開ける
・廊下など安全な場所へ
◆エレベーター
・(2)○○○の階の行先ボタンを押す
・止まった階で降りる
◆繁華街
・カバン等で頭を保護
・人混みでは冷静な行動を
・比較的新しいビルへ避難
◆地下街
・柱や壁のそばで待機
・非常用照明がつくまであわてない
◆学校
・窓から離れ、机の下で机の脚を持って待機
・廊下ではすぐに窓から離れる
◆駅
・ホームから落ちないように(3)○の近くへ
・落下物などから身を守る
◆スーパー
・カゴで頭を保護
・陳列棚から離れる
・階段の踊り場や柱の近くで待機
◆電車
・カバンで頭を隠し姿勢を低くするか、手すりや(4)○○○にしっかりつかまる
◆車
・(5)○○○○○○○を点灯し徐々に減速
・道路左側に止めエンジンを切る
◇こたえ
(1)洗面器
(2)すべて
(3)柱
(4)つり革
(5)ハザードランプ
SDGs目標3 すべての人に健康と福祉を
SDGs目標6 安全な水とトイレを世界中に
SDGs目標11 住み続けられるまちづくりを
■2 避難所生活、どうなる。
◆避難所での生活
◇避難直後
(1)避難者であふれかえる
(2)しばらくは食料品や飲料水などの支援物資が届かない
(3)しばらくは自治体の職員が派遣されない
(4)トイレなどの衛生状態が極端に悪化する
厳しい状況下において避難者だけで避難所を運営することになる
◇私達にできること
・自宅から食料品や飲料水を持ち寄る
・トイレの汚物処理をする
・避難者同士の関係性を築く
・避難所での共通ルールを決める
◆避難生活者の声
女性「様々な事情を抱え避難所に集まった者同士で助け合うことが必要不可欠になると思いました。」
男性「日ごろからコミュニケーションをとっていた人が多くいたので精神的に助かった。」
女性「避難当初はトイレの衛生状態が悪く掃除が大変でした。」
◆自宅が安全な場合は自宅での避難生活(在宅避難)
◇メリット
(1)プライバシーが守られやすい
(2)心身に負担がかかりにくい
(3)空き巣被害にあいにくい
(4)他人に迷惑をかける心配が少なく、ペットと一緒にすごしやすい
■対策 避難所生活、どう備える。
避難所生活において、備えとコミュニケーションは大切です。
以下のポイントを参考にしてください。
◇日頃からのコミュニケーション
災害時には近隣の住民同士の協力が必要です。日頃から声を掛け合うなど、顔の見える関係を作りましょう。
◇町会への加入
「自分たちの地域は自分たちで守る」という地域の防災対策を効果的に行うために、町会に加入しましょう。
◇防災訓練への参加
地域の防災訓練などに参加し防災意識を高めましょう。
◆いざという時のために想像してみよう。
◇災害が起きた時のこと
・あらかじめ、災害前や災害直後の行動をシミュレーションしよう。
・シミュレーションするにあたり、「マイ・タイムライン」(わたしの防災行動計画)を作成しよう。
・家族や地域で相談しながら「マイ・タイムライン」を作成しよう。
此花区では独自の「マイ・タイムライン」の作成をすすめています。
◇災害弱者のこと
・避難の際に手助けが必要な方がいないか、日ごろからアンテナをはろう。
・災害時には家族の安否が確認出来たら、地域や仲間で声を掛け合い、可能な範囲で避難の手助けをしよう。
此花区では避難の支援が必要な方の個別避難計画の策定に力を入れています。
問い合わせ:危機管理30番窓口
【電話】6466-9504
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