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自治体の皆さまへ

多加志のこころざし

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大阪府大阪市淀川区 クリエイティブ・コモンズ

◆平和について
戦後79年、8月15日の終戦の日を迎えるにあたって、私たちは今一度、平和について考える必要があると思います。
平和とは何か。私は、それは国と国との戦争、または、民族や宗教などの紛争のない状態を指すだけではなく、もっと身近な問題として、お互いの立場を尊重し、理解し合い、そして他者を傷つけないことこそが平和であると考えています。
現代を生きる私たちは、多様な属性、異なる価値観や考え方を持った人たちと共に、この地球で暮らしています。
しかしながら、人は日常生活の中で、軽い気持ちで他者のことを誹謗中傷したり、傷つけたりすることがあります。そして、そのような行為が繰り返され、多くの人が傍観者的な態度をとることで、組織や社会全体に差別や偏見、憎悪が広がり、国家間においては、国民の不安や不満の解消手段の一つとして戦争が起こることがあります。
ロシアによるウクライナ侵攻や、ガザ地区でのイスラエル軍とイスラム組織ハマスとの戦闘で多くの人たちが被害を受けています。
国内においても、身近な問題として、いじめやハラスメント、また、インターネットによる誹謗中傷や差別落書き等による人権侵害が後を絶ちません。
SDGsでは「平和と公正をすべての人に」が目標とされています。世界の恒久的平和の実現に向け、互いを認め合い、他者を傷つけることがない平和な社会を築き、未来の世代に繋いでいく、そのためには、一人ひとりがその役割を果たすことが求められています。

淀川区長 岡本多加志(おかもとたかし)

(SDGsロゴ)16.平和と公正をすべての人に

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