我が国の自殺の現状は近年増加傾向にあります。自殺はその多くが追い込まれた末の死であり、防ぐことのできる社会問題です。まわりの「気づき」で助けられる命があります。
■大切な命を守る「ゲートキーパー」
「ゲートキーパー(命の門番)」とは、自殺の危険のある人のいつもと違う様子に気づき、声をかけ、話を聞き、必要な支援につなげ、見守る人のことです。まずは「あなたのことを心配している」という気持ちを伝えましょう。
■ゲートキーパーの4つの行動
(1)気づく
家族や仲間の変化に気づいて声をかけましょう。
こころのSOSサイン:眠れない、食欲がない、口数が減った、遅刻や欠勤が増えたなど
(2)聴く
本人の気持ちを尊重し耳を傾けましょう。
ポイント:「死にたい」と打ち明けられたら慌てず、話題をそらさず、気持ちを受け止めることが大切です。「何とかなるよ」「命を粗末にしてはダメ」などと安易に励まさず、「話してくれてありがとう」「つらかったね」と気持ちを受け止めましょう。
(3)つなぐ
早めに専門家に相談するよう促しましょう。
相談先一覧:
・こころとからだの健康相談
月~金(祝日・年末年始を除く)9時~17時30分
保健福祉課(保健活動)1階11番【電話】06-6915-9968
・こころの悩み電話相談
月~金(祝日・年末年始を除く)9時30分~17時
【電話】06-6923-0936
・関西いのちの電話
24時間・365日
【電話】06-6309-1121
・こころのオアシス(相談窓口検索)
【HP】http://kokoro-osaka.jp/
(4)見守る
温かく寄り添いながらじっくりと見守りましょう。専門家につないだあとも、いつも気にかけていること、必要があれば相談にのることを伝えましょう。
問合せ:保健福祉課(保健活動)1階11番
【電話】06-6915-9968
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