[特集]あなたのまちの委託相談支援事業所
相談は電話・来所訪問もOK!無料・秘密厳守
令和3年10月から、市内の日常生活圏域に委託相談支援事業所を1カ所ずつ、計6カ所開設しています。身近な地域で、障害がある人やその家族への助言、障害福祉サービスの利用調整や援助など、地域での生活における総合的な相談・支援を行っています。お困りのことがあれば、居住地域を担当する委託相談支援事業所へご連絡ください。
今号では、委託相談支援事業所の相談員の皆さんに、各事業所の特徴や障害のある人が住みやすいまちになるための地域づくりへの思いなどをお聞きしました。
◆利用できるのはどんな人?
本市在住の身体・知的・精神障害がある人とその家族、発達が気になるお子さんとその家族
◆どんな相談ができるの?
「障害福祉サービスって何?」「ひとりで生活したいけれど、どうしたらいい?」「市役所での手続きがわからないので教えてほしい」「一緒に窓口へ行ってほしい」「お金の管理が不安」「仕事の悩みを聞いてほしい」「同じような障害がある人の話を聞いてみたい」など。
※障害の状況により利用できない場合があります。
◆ええにしよようちらの岸和田(まち)を!
この言葉をスローガンに掲げ、地域での相談に関するシステムづくりを話し合う「障害者自立支援協議会」に委託相談支援事業所も参画し、障害者などが自立した日常生活・社会生活を営むことができるよう取り組んでいます。
■みんなに安心してもらえる「未来」を届けたい
(1)岸和田北部地域(春木・城北・新条・大芝校区)
みらい相談支援センター
春木旭町19-17
【電話】080-9470-2344【FAX】050-3142-9879
月~金曜日(祝日除く)午前9時~午後5時半
「まずはその人が困っていることをしっかり聞いて、障害福祉サービスにつなげられるものがあれば、利用につながるようにお手伝いします。最近、多いのはいわゆる『8050問題』。親御さんが高齢で、ひきこもりのお子さんを心配して相談に来られるケースです。ご家族から相談を受けても、本人の心の準備がまだできていないといった場合もたくさんあるので、時間をかけて解決に向けて支援していきます。本人へのアプローチはもちろんですが、親御さんに対して「悩みを聞いてくれる人がいるよ」「一人で抱え込まなくてもいいんだよ」と寄り添うことが大切です。
また、障害福祉サービスだけでは解決に向けて進められない人もいます。話を聞いていくと、定期通院できていないという人も多いんです。私たちは訪問看護ステーションを併設しているので、医療面での支援と連携が取りやすいのが強みです。」
■地域に根差した、力強く頼れる存在に
(2)久米田地域(八木・八木北・八木南・山直北校区)
OKハウス小松里
小松里町2064MKビル102号
【電話】072-441-7752【FAX】072-441-7753
月~金曜日(祝日除く)午前9時~午後5時半
「精神障害がある人の相談が多く、就労支援の相談や親御さんからのひきこもりの相談、最近では育児支援、難病支援、子育ての仕方がわからない、などといった相談も増えています。
素早い対応を心掛けていて、電話だけでなく、時には訪問するなど、じっくり話を聞いて寄り添うようにしています。「なにかあった時はОKハウスに相談したらいい」「相談できるところがある」と思ってもらうことが大切。常に相談者さんが孤立することがないように心掛けています。
委託相談支援事業所が担っている役割は、障害がある人もない人も誰もが地域で安心して生活できるように支援することです。地域社会とつながり、新しい社会資源を地域と協働してつくることで支援体制を整えていく。地域を耕していくこともこれからの大切な役割だと思っています。」
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