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景観づくりはまちづくり(2)

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大阪府摂津市

◆都市景観形成地区を見よう
◇景観が変わる。まちが変わる。人が増える。
市は、市の顔となる景観や地域を特徴づける景観をもつ地区を「都市景観形成地区」として指定し、重点的に景観形成を図り、良好な景観を守っています。この地区では「景観形成に関する方針」や「建物の色彩・広告物の面積などの一定の基準」を定め、各地区の状況に合わせたまちづくりを行っています。
景観形成地区は、市内に3地区あります。「南千里丘周辺都市景観形成地区」と「千里丘新町地区都市景観形成地区」に加え、千里丘駅西地区再開発事業に伴い、昨年度「千里丘駅西地区都市景観形成地区」を追加しました。
開発が完了した2地区は大型マンションの建設により、多くのファミリー層が移り住み、活気のあるエリアとなっています。(下写真参照)
※写真は本紙をご覧ください。

・市の人口は増加傾向「府統計課推計人口調べ」(各年10月1日)

◇南千里丘周辺 都市景観形成地区
市の玄関口としてふさわしい街並みを目指し「人と環境にやさしい街並み」や「自然とふれあえる空間」の創出などを基本的な方針としています。

◇千里丘新町地区 都市景観形成地区
質の高い景観や潤いのある豊かな生活環境を目指し「緑を活かした景観」や「シンボル空間の景観」の創出などを基本的な方針としています。

◇大きく変わる千里丘駅西地区
開発前は、狭い道路に囲まれ、耐震化されていない木造住宅が多く残っていた同地区。駅前広場などがなく、駅前の交通混雑など課題を抱えていました。
再開発事業により、災害に強い良好な住環境を形成していきます。都市機能の充実により、賑わいを創出させて、駅前にふさわしい拠点形成を図ります。
昨年度、都市景観形成地区に追加されたこの地区は、公共空間と施設が一体となって賑わいや緑が感じられるとともに、周辺環境や地域特性に配慮した質の高い景観を目指します。
・自由通路…千里丘駅と再開発ビル2階をつなぐ幅5.5~11メートルの自由通路に屋根を設けて、雨に濡れない快適な歩行空間を作ります。
・駅前広場…他の交通機関への接続をスムーズにするため、広いロータリーを作ります。自動車やタクシーの乗降場所を設けて、利便性を高めます。
・再開発ビル…36階建ての住宅施設のほか、3階建てと6階建ての商業業務施設を建設中。屋上庭園を造り、緑豊かな空間や、ゆっくり滞在できる空間を創出します。

◇建物の解体工事が完了し建築工事が開始
工事の進捗状況は写真を交えて、市ホームページに公開しています。
これから大きく変容を遂げる千里丘駅西地区に、ご注目ください。

◆完成予想イメージをご紹介
(1)駅とビルをつなぐ自由通路は、上部に欄間(らんま)模様を取り入れ「摂津市らしさ」を感じられる空間へ
(2)屋上庭園は、緑豊かな「憩いの場」へ
(3)駅前広場やシンボルロードは、無電柱化し景観舗装材を使用して良好な景観へ
(4)再開発ビルは、市の木「クスノキ」をコンセプトに温かみのあるデザインで親しみやすい景観へ
(5)シンボルロード沿いは、広い歩行者空間で賑わいのある街並みへ
※掲載している完成予想イメージは、今後変更することがあります
※詳細は本紙をご覧ください。

問い合わせ:都市計画課

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〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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