■枚方の未来を拓く
令和5年9月定例月議会の初日となる9月29日に伏見市長が所信を表明しました。ここでは今後4年間の取り組み方針や重点施策などの概要を説明します。
◇最重点施策
・子育て環境の充実
・市駅周辺再整備によるにぎわいの創出
◇持続可能な発展
社会・環境・経済の三側面の調和を追求
●一人ひとりが将来にわたって幸せを実感できるまちへ
私は、これまで、先の未来を見据え、枚方を変えていくという固い決意を胸に、子育て支援や教育の充実をはじめ、地域資源を活用した経済の活性化に向けた取り組みなどを推進してきました。その結果、近年、若い世帯の転入が転出を上回るようになるなど、少しずつ形として表れ始めています。
目指すべきは、人口減少が進む中でも、市民や本市に関わる一人ひとりが将来にわたり幸せを実感できるようにする持続可能な発展であり、このことを念頭に、市政運営に全力を尽くしていく決意です。
この4年間では、経済面での豊かさだけでなく、都市機能の発展と自然や生活環境の保全を両立させ、誰一人取り残されない社会を追求してまいります。また、枚方の未来を拓くための最重点施策として、子育て環境のより一層の充実と、枚方市駅周辺再整備事業の着実な推進に取り組みます。
枚方市長 伏見隆
■枚方の未来を拓く最重点施策 子育て環境の充実
子育て世帯が安心して出産し楽しく子育てができるまちの実現
●社会で生き抜く力を身につける教育
言語能力や情報活用能力の育成、課題解決型学習(PBL)の充実など、思考力・応用力・表現力の向上および知識の習得、必要な情報を正しく探し出す力を身につける取り組みを推進します。
●子どもたち一人ひとりに最適な学びの機会を
小・中学校における支援教育の一層の充実、いじめ問題への早期対応と未然防止の取り組み強化、学校に登校できない・しにくい子どもたちへの多様な学びの機会の拡大、ヤングケアラーへの支援を充実します。
●小学校給食の無償化へ
小学校給食の無償化・中学校給食の全員給食の実現に向けて取り組みます。
●切れ目のない子育て支援の実現へ
これまで部局をまたがっていた、児童福祉機能と母子保健機能を一体化し、切れ目のない、より柔軟かつきめ細やかな支援を届けます。
●保育施設へ送迎時などの負担を軽減
きょうだいが同じ保育施設に入ることによる送迎時の負担軽減や、お昼寝用布団の持ち帰り・お弁当づくりなどの負担を解消する支援を検討していきます。
●さらなる待機児童対策と幼児・小学校教育の連携
待機児童の「通年ゼロ」を目指すとともに保育園や幼稚園等就学前児童施設に通う全ての子どもたちが小学校へ円滑に就学できるよう市独自のプログラムを推進します。
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