■ポイント2 4割は屋内で発生
熱中症は屋外で起きると思われがちですが、昨年の救急搬送の約4割は屋内で発生しています。屋内だからと油断せず、水分補給や休憩、日頃からの体調管理など万全の対策を心掛けましょう。以下のような症状が出たら(1)涼しい場所へ避難(2)首や脇の下、足のつけ根などを中心に冷やす(3)水分や塩分を取って様子を見て、改善しない場合は医療機関の受診を。呼び掛けに反応しない場合や汗は止まっているのに顔が赤いときは迷わず119番通報で救急車を要請してください。また、周囲にいつもと様子が違う人がいれば声掛けを。
□こんな症状に注意!
めまい・立ちくらみ・生あくび・吐き気・筋肉痛・筋肉の硬直・失神・大量の発汗などの症状が複数続く場合や、頭痛・倦怠感・虚脱感・意識障害・けいれん・手足の運動障害・高体温の症状がある場合は医療機関の受診を。
□枚方の暑い夏を乗り切るために
熱中症の予防には、日頃の睡眠や食生活、暑さに体を慣らす暑熱順化が大切です。その上で、情報収集を欠かさず、必要に応じて水分補給や休憩などを増やすなど対策を取りましょう。紹介した熱中症警戒・特別警戒アラートや暑さ指数はニュースや天気予報などで確認できるほか、メールで通知を受け取ることができるサービスもあるので活用してください。
枚方寝屋川消防組合では、これらのアラートが発表された際に救急車での注意喚起を実施しているほか、同組合本部に日勤救急隊を設置し、日中の救急要請に迅速に対応できるよう備えています。みんなで暑い枚方の夏を乗り越えましょう。
□救急事例 身近に潜む危険
・ケース1
エアコンが苦手な80代男性がエアコンをつけずに寝ていたところ、起床した時から全身の脱力感と発熱で動けなくなった。
《対策》風向を工夫してエアコンの活用を
夏の夜はあまり気温が下がらない日も多いため、エアコンや扇風機の風が苦手でも直接体に当たらないようにするなど工夫をして活用しましょう。寝る前の水分補給も有効です。
・ケース2
50代男性が睡眠不足の中、食事や水分を十分に取らないまま屋外で作業をしていたところ、急に目の前がチカチカしだし立っていられなくなった。
《対策》睡眠や食事などは十分に、水分補給や休憩はこまめに
まだまだ元気と感じる年齢でも体調管理が不十分だと熱中症の危険が高まります。屋外での作業時には必ず帽子をかぶり、こまめな水分補給と日陰での早めの休憩を心掛けましょう。また、自分自身の体調には常に注意してください。
□メール配信サービスで最新情報が受け取れます
枚方観測地点の熱中症警戒・特別警戒アラートや暑さ指数に関する情報は、メールアドレスを登録すれば通知を受け取ることができます。
・枚方観測地点の暑さ指数
・熱中症警戒・特別警戒アラート
※本紙二次元コード参照
□暑い時はここに避難!避暑空間として利用できる市施設
7月1日〜9月30日
市施設のロビーなどを避暑空間として利用できます。
場所:生涯学習市民センター、市立図書館、枚方公園青少年センター、ラポールひらかたなど。
避暑空間の一覧はこちら:※本紙二次元コードをご覧ください。
問合せ:
保健医療課【電話】807・7623【FAX】845・0685
環境政策課【電話】050・7102・6006【FAX】849・1206
枚方寝屋川消防組合救急課【電話】852・9918【FAX】852・9925
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