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健康相談QandA

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大阪府池田市

Q:食べてはいけないキノコの見分け方を教えてください。

A:8月後半から11月はキノコ狩りや山菜採りを楽しむ方も多いと思います。しかし、毎年100人弱の方が毒キノコを食べて食中毒の被害に遭われています。毒キノコを食べると、30分から1時間以内に下痢・嘔吐(おうと)・しびれ・幻覚・精神錯乱(さくらん)などの症状を起こし、場合によっては死に至ることもあります。素人判断はやめて、食用と確実に判断できないキノコは、絶対に食べない、人にあげないようにしましょう。
毒キノコを見分けるのはプロでも難しいことです。日本には1,500種類以上のキノコがあり、そのうち食べられるとされているのは300種類ほどです。しかし、食用に適しているかどうかが不明な物も多く、中毒を引き起こす可能性がある物も存在します。毒キノコにはいくつかの共通する特徴がありますが、見た目だけで判断するのは非常に危険です。以下に一般的な特徴を挙げますが、これらを参考にする際は十分に注意してください。

◆鮮やかな色
多くの毒キノコは鮮やかな色を持っています。例えば、ベニテングタケは赤い帽子に白い斑点があります。

◆強い臭い
一部の毒キノコは強い臭いを放ちます。例えば、ドクツルタケは不快な臭いがすることがあります。

◆傘の形状
傘の裏側にひだがある物や、傘の縁が内側に巻き込んでいる物は注意が必要です。◆環状のつば:茎に環状のつばがあるキノコは毒性があることが多いです。例えば、シロタマゴテングタケにはつばがあります。

◆根元の膨らみ
茎の根元が膨らんでいる物も毒キノコの可能性があります。

ただし、多くの例外がありこれらの特徴だけで毒キノコを完全に見分けることはできません。野生のキノコを食べる際は専門家の意見を聞くか、信頼できる図鑑を参考にすることが必要です。

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