■子どもの居場所って?
子どもが安心して自由に過ごすことができ、遊びのなかで様々な体験や学びができる場所を指します。家庭や学校だけでなく、食事を提供するこども食堂や、学習習慣の定着や自主学習の支援を行う学習支援、遊んだり自由に時間を過ごせる場所、子ども同士や地域住民との交流を行う場などが挙げられます。
■子どもの居場所づくりが求められる背景
かつては、地域で子ども同士が遊びの中で学び合う機会がありました。今では、空き地や駄菓子屋がなくなったり、公園でのボール遊びが禁止されるなど、自由に過ごせる場所が少なくなってきています。子どもたちが孤立しやすい放課後の時間、家庭や学校以外の「第三の居場所」で信頼できる大人や友だちと安心して関わりながら過ごすことで、将来の自立に向けて「生き抜く力」を育むことが期待されます。
■市としての動き
市内には、民間主導で子どもや地域の居場所づくりが行われ、多くの場所が生まれ、活動しています。そんな子どもや地域、支援者の思いや声を大切にし、それぞれが主体となれる居場所づくりを一緒に考えていきたいという思いから、6月1日にフォーラム「こどもまんなかin河内長野第2弾〜話そう!つながろう!みんなの居場所〜」を開催。大阪市西区でこども食堂などを運営している(一社)こもれびの水流添(つるぞえ)さんの講演や、市内で居場所活動を運営している4つの団体(下記)とスクールソーシャルワーカーからの報告などがありました。そのほか、当事者の声として、桃山学院大学の学生から「若者が欲しい居場所」についての発表もありました。
終了後には、交流会もあり、子どもと向き合う大人の姿勢や、大人からの押し付けにならないような子ども目線での居場所の企画・運営について意見交換を行い、居場所の必要性について改めて認識を共有しました。
■すべての子どもが安心して過ごせるように
市では、地域に暮らす子どもや子育て家庭を孤独にしないよう、誰もが安心したつながりの中で生きていける地域づくりを目指しています。
子どもや若者の声を聞き実態やニーズを把握し、子ども自身が居場所を見つけられるよう情報をまとめるなど居場所につなげる仕組みを整えます。
また、新たに居場所づくりを始めたい人を多面的にサポートし、すでに活動している居場所についても、それぞれの思いや良さを大切にしながら、支援していきます。
■[今回はごく一部を紹介します]市内で活動する子どもの居場所
○ごはんやday 南花台
月に一度手作りカレーを食べながら交流できる場を提供し、子どもたちや地域の誰もが参加できる居場所を目指しています。
日時:毎月22日(土・日・祝日は除く)
場所:UR南花台第一集会所
参加費:100円
問合せ:社会福祉協議会
【電話】65-0133
○かわちラボ
誰でも利用できるフリースペースのほか、子どもが興味のある学びや探求ができるフリースクール、子どもが企画する駄菓子屋などを運営しています。詳細は本紙QRで。
日時:毎週月・水・金曜(祝日除く) 午後3時30分~7時
場所:本町9-15(長野商店街内)
問合せ:かわちラボ
【電話】070-9267-61
○あきち
子どもが休日や放課後に遊べる居場所。学習・読書ができるスペースもあり、地域のお店の出店やワークショップの開催も。
日時:
・平日 午後3時~6時
・土・日・祝日 午後1時~6時
場所:コノミヤ河内長野店内(松ケ丘中町)
問合せ:玉﨑さん
【電話】090-4564-2759
○M☆Aスペース/こども店長のだがし屋さん
宿題や工作など室内遊びができる場と、子どもが店長になって格安でだがしを売り買いできるお店を運営しています。
日時:毎月第1土曜午前10時~正午
場所:コミュニティルームさくら(美加の台小学校内)
参加費:100円
問合せ:ゆめ☆まなび
【電話】090-1442-2178
※その他の子どもの居場所については社会福祉協議会(【電話】65-0133)へお問い合わせください。
■週末里親制度のこと知ってますか
週末や長期休暇など、都合のつく時に子どもを支援できるという人はいませんか。家庭生活を体験することを目的に、月に数回の週末や長期休暇などに子どもを家庭に迎え入れる週末里親制度があります。24時間365日相談できる体制も整っていますので、興味のある人は説明会にお越しください。11月には図書館で展示も行います。
○里親募集説明会
様々な事情により家庭で生活できなくなった子どもたちのための里親制度です。支援体制や手当などについて説明します。
日時:11月16日(土)午前10時~午後3時
場所:ラブリーホール
定員:5組
申込み:10月7日から電話で下記へ
問合せ:高鷲学園with里親
【電話】072-959-2202
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問合せ:こども子育て課
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