■みんなが輝くまちづくり
◆子育て・教育のまちへ
少子高齢化が進行する日本において、子育てと教育の充実は、町の未来を支える重要な課題です。妊婦健診、子どもの健診の充実、第2子以降の保育料の無償化、幼児教育・保育施設における副食費の実質無償化、学校給食費の無償化など、引き続き、子育て世帯の経済的負担の軽少子高齢化が進行する日本において、子育てと教育の充実は、町の未来を支える重要な課題です。妊婦健診、子どもの健診の充実、第2子以降の保育料の無償化、幼児教育・保育施設における副食費の実質無償化、学校給食費の無償化など、引き続き、子育て世帯の経済的負担の軽また、グローバル社会を視野に入れて、英語に触れることができるさまざまな機会を提供することで、子どもたちの英語によるコミュニケーション能力向上を促進してまいります。
さらに、不登校児童・生徒が国や府の動向と同様に増加傾向にあることから、引き続き、教育支援センターを設置し対応しつつ、小・中学校に支援員を派遣し、校内での居場所づくりを行う出張型教育支援センターについて充実を図るとともに、不登校児童・生徒、いじめ問題、不適切な指導等への対応について、スクールロイヤー、臨床心理士、スクールソーシャルワーカー、スクールカウンセラー等の専門家を交えた学校支援チームの設置を引き続き行ってまいります。
近年、気温の上昇が続き、夏季の体育授業や学校行事において熱中症のリスクが高まっています。体育館の空調設備を整備することで、子どもたちが安全に活動できる環境を整え、これにより熱中症の予防はもちろんのこと、授業の質の向上につながるものと考えています。
さらに、体育館は災害時における避難所としての役割を果たします。
自然災害の増加に伴い、避難所の環境改善が急務となっています。空調設備を整備することで、避難生活を余儀なくされた方々が少しでも快適に過ごせるよう整備に取り組み、教育環境の向上と地域の安全確保に努めてまいります。
また、今年度からは小学5年生の授業において、間伐体験や森の散策、製材所見学、木工体験などの森林教育体験を通じて森から木材製品となる課程を学び、SDGs・森林・環境保全への関心を高める取り組みを実施してまいります。
子育て・教育のまちの実現に向け、子育て・教育は河南町で。子育て世代を応援するまちづくりを進めてまいります。
◆まちの魅力、創造のまちへ
本町の主要産業でもある農業は、遊休農地や農業の担い手不足などの課題に直面しています。
ほ場整備事業や土地改良事業、農業用水路の整備を通じて、機械化が進み、作業の負担軽減がされるなど、生産性向上を図り、持続可能な農業を実現してまいります。
新たな就農者への支援のほか、高収益化、道の駅かなんを介した販売などに力を注いでまいります。
そのためにも、道の駅活性化施策を進めていかなければなりません。民間事業者との連携を深め、賑わいの創出に向けて検討してまいります。
また、今年度は農業経営基盤強化促進法による、将来の農地利用の姿を示す地域計画の策定を行ってまいります。
地域の産業、特に商業の振興においては、電子地域通貨「カナちゃんコイン」を通じて、還元キャンペーンやATMチャージキャンペーンなどを実施し、住民や事業者の皆さまに幅広い支援策を実施してまいりました。
急激な物価高騰等も踏まえ、地域の経済循環による町の活性化を目指すためにも、地域通貨事業を引き続き行ってまいります。この事業により、物価高騰による住民の生活支援にもつながるものと考えております。
高度経済成長期、人口の増加や住民ニーズなどに対応するため公共施設の整備を進めてまいりました。これらの施設は、当時の町の発展と住民の生活向上に大きく寄与してきたものでありますが、施設の老朽化と人口減少という新たな課題を解決すべく公共施設再編整備基本計画を策定し、施設の再編に取り組んでまいりました。
再編整備計画により役割を終えた施設については、その空間を再編し、利活用を進めることにより、跡地を含めたまちの再生や活性化につなげていけるよう賑わいの創出に努めてまいります。
まちの活性化や賑わいの創出に向けて、道路交通網の整備は大きな課題であります。
災害時において緊急輸送路となりうる大阪南部高速道路の役割は、地域の発展と命の道として、関係機関と連携して、早期実現に向け、働きかけてまいります。
また、主要地方道柏原駒ヶ谷千早赤阪線(山城バイパス)の整備を促進するとともに、生活道路や公共下水道の整備を進め、快適な生活、住んでよかったと思えるまちづくりを進めてまいります。
次に、私たちが生活を営むこの地球の温暖化に対応して、本町においても、ゼロカーボンシティ宣言をいたしました。「河南町脱炭素ロードマップ」に基づき、本町においても2050年までにカーボンニュートラルを目指し、住民の皆さまへの啓発活動を行うほか、電気自動車の普及促進を図るため、充電設備の補助や公用車の電動車化などを進めてまいります。
まちの魅力を創造し、みんなが生涯にわたって活躍できるまちづくりを進める必要があります。住民の皆さまの文化創造力を高めるための公民館活動や図書館などの充実に努めてまいります。
また、本年は第33回オリンピック競技大会がフランスのパリで開催されます。世界が注目するスポーツの祭典であり、スポーツ熱が一層高まるものと考えられます。スポーツを通じて、生涯にわたり、健康で長生きできる社会の実現に取り組んでまいります。
さらに、来年には、大阪・関西万博が開催され、世界中から注目を集めることが予想されます。インバウンドでの来場者も多数見込まれ、地域経済の活性化に大きな役割を果たすことが期待されています。本町においても、万博に向けた機運を高めるため、さまざまなイベントやPR活動を通じて、機運醸成を図ってまいります。
まちの魅力、創造のまちを実現するため、まちをかたちづくる基盤整備、そして新たな文化を創出するまちづくりを進めてまいります。
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