知ろう学ぼう人権

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■お互いを知って理解する
近年国際化が進み、労働者や留学生など、私たちと一緒に生活する外国人が増えてきています。大阪府では、令和4年12月末時点で、175の国や地域の約27万2000人の外国人が暮らしており、これは大阪府の人口878万人の約3%にあたります。
内閣府による令和4年8月実施の意識調査によると、外国人に関する人権問題という項目で「不当な扱いや差別がある」と回答した人の割合は約6割であると公表されています。例えば外国人だからということを理由にアパートなどへの入居を拒否されることや、不当な賃金や労働時間で就労させられるといったケースがあります。また地域でのコミュニケーションや騒音、ゴミ出しといった隣人トラブルも問題として挙げられます。この問題は挨拶の仕方やゴミ分別方法などといった違いが背景にあり、お互いの文化や生活習慣への理解が不十分なことで生まれると考えられます。
これらを解消するためには、国籍や民族が違ってもお互いに文化や価値観を認め合い、一人ひとりの人権を尊重する多文化共生の意識を私たちが理解していく必要があります。また同じ地域で様々な人と共に暮らしていく中で、すべての人が一人の人間として尊重され、お互いに助け合っていくことが大切です。

■法務省　外国人のための人権相談
相談は10言語に対応しています。
【電話】057・009・0911

■人権悩みの相談室・特設出張相談会
専任相談員が日常の悩みについて相談をお受けします。直接お越しください。
日時：2月18日(日)　13時～16時
場所：アイセル　シュラ　ホール　3階視聴覚室横控室