■12月の星空
冬の星座の一番手、おうし座が東の空からのぼってきます。赤い目をしてオリオン座をにらんでいるといわれる「おうし」の顔がV字の部分で、その中にあるオレンジ色の1等星が、右目にあたるアルデバランです。アルデバランは、アラビア語で「後に続くもの」という意味で、プレアデス星団(M45、すばる)に続いてのぼってくるので「すばるのあとぼし」ともいわれています。「すばる」は、肉眼でも6~7個の星が見えるとても美しい星団です。
アルデバランのあるV字に星が並んでいる部分は、ヒアデス星団です。地球から最も近くにある星団で、大きく散らばったその形から、日本では「つりがね星」ともいわれます。ヒアデス星団までの距離は150光年ほど、アルデバランまでは65光年ほどで、両者はたまたま同じ方向に見えますが、アルデバランは星団には属していません。
おうし座は、ギリシャ神話では、大神ゼウスが変身した姿だとされています。フェニキア国の王女エウロペを、一目で気に入ったゼウスは、白い牡牛になって地上に降りました。そしてエウロペを背中に乗せて、海や陸地を走り回りました。この時駆け抜けた地域を、エウロペにちなんでヨーロッパと呼ぶようになったそうです。
◎動画はこちら
※詳細は広報紙14ページの二次元コードをご覧ください。
◆月の観察
12月21日(木曜日)~23日(土曜日)が適しています。
◆惑星の観察
金星が昼過ぎまで観察できます。夜は木星の観望好機です。土星は次第に沈む時刻が早くなりますので、中旬以降は午後8時頃までにお越しください。
▼12・1月の休館日
水曜日、12月29日(金曜日)~1月3日(水曜日)・9日(火曜日)
※1月30日(火曜日)は、集会室と多目的室のみ利用可。
■望遠鏡を使ってみよう 受講生募集
◯望遠鏡の使い方実習
受講されたかたは、望遠鏡を借りることができます。
新望遠鏡での実習になります。
日時:12月23日(土曜日)午後7時
場所:善兵衛ランド
対象:中学生以上5組(多数の場合は抽選)
申込:教室名・住所・氏名(中高生の場合は保護者名・学年も)・電話番号を、メールまたは窓口で。
申込期間:12月10日(日曜日)~17日(日曜日)午後5時
問合せ:善兵衛ランド
【電話】072-447-2020
【メール】zenbe-h@city.kaizuka.lg.jp
<この記事についてアンケートにご協力ください。>